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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第130話:Teacher
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はただ者ではなかった。
「僕の勝ちだよ」
「は…生意気なガキだ」
倒れたウオフライは笑うが、アクセルは笑わない。
「教えて、何がみんなを変えたの?どうしてみんな変わっちゃったの?ルナはDNAデータで改造したんじゃないかっていうけど、そんなこと出来るのはレッドアラートにはいないはずだよ?」
その問いにウオフライは渇いた笑みを浮かべた。
「てめえも良く知るセンセイが俺達を改造しやがってね…てめえの持ってきたDNAデータを使えば、とんでもねえ力を手に入れることが出来る」
「そんなそんなことしなくても、みんな充分強いじゃない!!そんな必要どこにあるの?」
「戦ってDNAデータを手に入れるだけで強くなれるお前には分からねえよ……世の中、上には上がいるんだってことだよガキ。まあ、その結果がこの様だ」
見れば剥き出しになったウオフライの回路が燃えだしている。
「オーバーヒートか…」
空円舞でアクセルの傍に舞い降りたゼロがウオフライの回路を見ながら呟いた。
「借り物の力の代償って奴だ」
笑いながらウオフライが呟いたその時である。
『バトルシップ最終プロテクトが突破されました。これよりシップ内、全てのメカニロイドを起動させます。』
海に漂う残骸にはまだ機能が生きている物があったのか、アクセル達にこれから起こる最悪な事態を伝える。
「何だって!?」
「おい」
「へ…大方、センセイの仕業だろうさ。使えない奴は切り捨てる…そういうことだろうよ」
パトルシップのメカニロイドが暴走を始め、沈みかかった船からメカニロイドが這い出てきて、アクセル達に襲い掛かる。
「くっ…」
「チッ!数だけはいるな!!」
大量のメカニロイドをウオフライを庇いながら戦うのはいくらゼロとアクセルでも無理がある。
少しずつ少しずつ押されていく。
「アクセル…」
「喋っちゃ駄目だ!!何が何でも突き破ってみせる!!僕は絶対に諦めない!!」
「ガキが…一丁前に言うようになったな」
「いいから黙って…」
振り返ると倒れていたウオフライが立っていた。
燃え上がる胸部を押さえ、喘いでいる。
ウオフライは穏やかな表情でメカニロイドの大軍を見つめていた。
「確かに俺は卑怯者だがなあ…こんな汚え手ぇ使ってまでてめえを倒そうなんて思わねえよ。俺達を利用しやがったセンセイと違ってな」
ウオフライはメカニロイドの大軍に向かって走る。
「ウオフライ!!何を…」
「アクセル」
アクセルに向くウオフライの表情は不敵で、意地悪くて自信に溢れていた。
「卑怯者にも卑怯者なりの意地ってもんがあんだよ。男だからなあ!!」
そう叫んで
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