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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第130話:Teacher
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前が加わってくれたおかげで色々助かっている。この戦いでの働き次第で特A級の一発合格も夢ではないかもしれんぞ」
「え?本当?」
「ああ、俺とルイン、ルナが一発合格だったからな。それよりも相手は…」
「ルナはともかく、ゼロとルインと比べられてもね…多分、水の中だよ。最後のレッドアラートのメンバーはね」
「何?」
ゼロが聞き返した直後、大きな水飛沫が上がり、同時に海から何者かが飛び出してくる。
「あいつが最後のボス…ウオフライだよ」
半漁人型のレプリロイドのウオフライは2人の前に立つとアクセルを睨んだ。
「待ってたぜ裏切り者!!」
「やあ!卑怯者!!」
アクセルに対する皮肉な単語に、アクセルは不敵な笑みで同じく皮肉を込めて返す。
「ケッ、痛めつけてやるぜ!?前からてめえのことは気に入らなかったんだよ!!」
「ふふっ……気が合うね…僕もだよ」
このアクセルの態度が、ウオフライの神経を逆撫でする。
「生意気な奴めぇ〜!ぶちのめしてやるっ!!」
「フッ、お前のバトルシップはもう使い物にならんぞ。無理せずに逃げた方がいいんじゃないか?」
ゼロはウオフライが海から飛び出してきたことで中戦に特化したレプリロイドだと判断し、少しでも有利な状況に持ち込もうと挑発を仕掛けるが、ウオフライはそこまで気が短くはなかった。
「へっ!ここまで来れたからって、いい気になるなよ?」
「?」
訝しむゼロ…2人の前で、ウオフライは勢い良く飛び上がる。
「馬ー鹿っ!ここまでは計算通りだって言ってんだよ!俺の絶対領域に、てめぇら自身がしちまったんだからなぁ!ひゃははっ!行くぜぇ!!」
そのままウオフライは海へ飛び込んだ。
360度見渡せる狭い足場で、自然に2人は背中合わせになる。
「ウオフライは薙刀を使った奇襲攻撃が得意なんだ…凄い卑怯者だけど実力は本物だよ。気をつけて」
「ふん、奇襲か。こう見えても元第0特殊部隊の隊長なんでな…」
「ひゃっはぁっはぁっ!!」
「ゼ…」
背後の海から飛び出してきたウオフライ。
アクセルが叫ぶ暇さえ与えられずにウオフライの薙刀はゼロに迫るが…。
「獄門剣!!」
まるで予知していたかのようにウオフライの薙刀を受け流して強烈なカウンター攻撃を浴びせた。
「ぐおっ!?」
カウンターを喰らったウオフライは無様にも地面に背中から倒れた。
「どうした?貴様に有利な絶対領域とやらで戦ってやっていると言うのにこの程度か?」
「チッ!!まぐれ当たりで良い気になるなよ!!」
「待て!!」
再び海に飛び込もうとしたウオフライにアクセルがショットを放つが当たらずにウオフライの潜水を
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