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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第130話:Teacher
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投擲しようとしたランナーボムに光刃をブーメランのように飛ばして阻止する。
数少ない遠距離に対応出来る技の存在はこういう時に助かる。
『ゼロ!帰還してきたアクセルをそちらに向かわせるわ!!』
「アクセル?意外に早かったな」
「お待たせ!!」
アクセルもバトルシップに転送され、ここからが本番だ。
『このバトルシップにはランナーボムなどの遠距離攻撃に特化した敵が沢山いるから近距離特化のゼロだけでは苦戦しそうだからアクセルに来てもらったわ』
「すまんアイリス…バスターを失ってなければこんなもどかしい思いをしなくて済むんだがな」
「ゼロにもバスターがあったの?意外」
「昔はエックスのように使えたんだが………どんどんポンコツになっていって最終的に捨てた」
一応ルイン戦後にも修復したりもしたが、バスターの使い勝手が悪かったり、バスターを使うくらいならセイバーで斬った方が速いと言う結論に達したらしい。
『それでセイバーによる遠距離攻撃を会得したりと、Zセイバーの拡張性の高さを利用した可変能力搭載とか色々したのよね?Vハンガーもその1つよ』
「へえ」
「お喋りはここまでだ。行くぞ」
「OK!!」
メットールやランナーボム、メガトータル。
凄まじいまでの数の敵が、絨毯のような爆撃を仕掛けてくる。
「……いくらなんでも多すぎない?」
「無駄口を叩いている暇があったら1体でも多く倒せ」
アクセルの愚痴をゼロが一蹴する。
バレットや様々な銃器を扱えるアクセルに対してゼロは基本的に近接戦闘しか出来ないのでアクセル以上にこの絨毯爆撃の影響を受けているのだ。
顔を顰めるアクセルだが、ランナーボムを見て閃いた。
「そうだ!コピーショット!!」
訝しむゼロの前で、アクセルはコピーショットを放つ。
それは1体のランナーボムを破壊して落ちたDNAデータを回収し、コピー能力でランナーボムをコピーする。
「ランナーボムの能力なら、もっと楽に進めるよ!!」
アクセルの言うことは間違ってはいない。
今コピーしたレプリロイドは、広範囲の攻撃が可能で高い耐熱性と耐久性を持つのだから。
「飛影刃!!」
ランナーボムをコピーしたアクセルがゼロを庇いながら前進し、ゼロはセイバーを振るって鎌鼬を放つ。
追尾性能を鎌鼬はランナーボムに的確に命中した。
次の戦艦が見えてきたところで、今乗っている船が沈み始めていることに気付く。
「アクセル!飛び移るぞ!!」
「分かってるよ!!」
既にランナーボムから元の姿に戻っていたアクセルは、ゼロと共に次の船に飛び移った。
何度か次の船に飛び移ると、数体のドラゴン型メカニロイドに
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