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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第130話:Teacher
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攻撃が弾かれてしまう。
「あの攻撃は攻防一体の技なのか」
「デボニオン自身のアーマーの防御力もあってかなり厄介だな。何とか竜巻に防がれずに確実にダメージを与えられる方法は………」
あれでは攻撃が届かない。
エクスプロージョンは使えないし、他にも通用しそうな攻撃は…。
「あった、エックス。ガイアシールドだ。あれなら電磁竜巻を無力化出来るはずだ」
「………やってみるか、ガイアシールド!!」
バスターを構えて超硬度岩石の盾を出現させる。
カウンター気味に繰り出されたそれは勢い良く迫っていたデボニオンを吹き飛ばし、そしてデボニオンの強固なアーマーに亀裂が入る。
「今だ!!」
ダメージを受けたことで電磁竜巻が消滅し、それを見たルナがショットを亀裂に目掛けて連射してデボニオンにダメージを与えていく。
しかし、デボニオンはゆっくり起き上がると再び電磁竜巻を纏って突進してくる。
その目には完全に理性が失われていた。
「ガハハハ…ガーハハハハハハハッ!!!」
「デボニオン…」
声にノイズが混じり始め、高笑いし始めるデボニオンは誰がどう見ても正気でないことは明白であった。
「……待ってな、今…楽にしてやるよ」
「ガイアシールド!!!」
チャージガイアシールドの巨大な岩石がデボニオンに激突し、再び吹き飛ばした。
今度は先程よりも勢い良く吹き飛ばされている。
デボニオンのアーマーが砕け散り、それを見たルナがデボニオンに向かって走っていく。
「トランス!!ストンコング!!」
ストンコングに変身すると超硬度岩石の剣を勢い良く振り下ろしてデボニオンを両断した。
「ガハハハハハハッ!!!!」
ノイズ混じりの声で笑いながらデボニオンは爆散した。
「デボニオン…」
「何とか倒せたか…」
エックスが呟いた直後、デボニオンのいた周囲に紅く輝く物が零れていた。
「これはまさか、DNAデータか?何故デボニオンからこんな大量に?」
レプリロイドの精製情報の塊であるのと同時にアクセルとルナがコピーする際に必要な物。
しかし本来レプリロイドが体内に持つDNAデータは1つのみ、これが何を意味するのか…。
「やっぱり…」
「やっぱり?ルナ、何か知っているのか?」
「……俺の予想だけどな。一応デボニオンの残骸を回収しよう。ゲイトに見てもらおう」
「…分かった。」
デボニオンの残骸を回収してハンターベースに帰還するエックス達。
いよいよエックス達がこの事件の元凶に近付いてきたようだ。
一方、バトルシップに転送されたゼロは新たな武器であるVハンガーで戦っていた。
「双燕舞!!」
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