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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第130話:Teacher
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エックスが前方のメカニロイド等をフルチャージショットで殲滅し、ルナは真上のバットンボーンをレーザーで撃墜する。
やがてバットンボーンも攻撃も飛んで来なくなり、エックスとルナは前進する。
「……行き止まりだな」
先行していたエックスが呟き、ルナが周囲を見渡し、頭に破片が落ちてきたので咄嗟に上を見上げると笑みを浮かべる。
「……そうでもないようだぜ?」
「え?」
「上を見な」
視線を天井に向けるルナに倣ってエックスも上を見上げる。
「…穴?」
行き止まりの壁の上に、標準型の人型レプリロイドなら簡単に通れそうなくらいに大きな穴がぽっかりと空いていた。
「あそこから登れそうだな。行こうぜエックス」
ルナは壁蹴りで軽やかに登っていき、エックスも壁蹴りでルナの後を追う。
「…何だここは?」
穴から出てきたエックスが、周りを見渡す。
円形の場所には上に続く道が見当たらず、どうしたものかと思っていると、エイリアからの通信が入った。
『聞こえるエックス、ルナ?さっきの大型メカニロイドの弱点が分かったわ。目が弱いみたい。他の部分は装甲が厚くて弾かれるわ。目を狙って!!』
「「了解!!」」
巨大な穴から顔を出したメカニロイドはエックスとルナの姿を捉えると、目の部分を引っ込めて回転を始めたのと同時に、大きな刃が飛び出る。
エックスとルナはしゃがんで回避するとタイミングを見計らって攻撃する。
「喰らえ、エクスプロージョン!!」
バスターの予備の武器チップにインストールされたガンガルンのDNAデータ…それで得た特殊武器でメカニロイドの目を狙ったが。
「エックス!?」
「うわっ!?」
使用者のエックスがエクスプロージョンの反動で勢い良く吹き飛ばされてしまう。
放たれたエネルギー弾は弾速は恐ろしく遅いが、それ故にメカニロイドの目を確実に削り、粉砕した。
弱点に強烈なエネルギー弾を喰らったメカニロイドは機能停止して落下していく。
その威力はエックスを受け止めたルナが感嘆するほど。
「凄え威力…」
「痛っ…すまないルナ…」
『エックス、大丈夫?』
案じるエイリアの声にエックスは安心させようとするが、腕に走る痛みに顔を顰めた。
「見せてみな」
そこらに散らばるメカニロイドのパーツを使ってエックスのバスターを診る。
バスターの内部を見たルナは顔を顰めた。
「酷えな、さっきのエクスプロージョンの反動のせいでバスターの回路がイカれかけてる。」
「直せそうか?」
「勿論だ。ただ、エクスプロージョンは使うな。微調整しないとバスターが使い物にならなくなっちまうからな。エックスだって昔のゼロみたい
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