第2巻
新たな拠点
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なっていたから相当徹夜でやってたのだろう。眼鏡とシャルロッテに太陽光を当てると徹夜前の状態に戻した。いくら研究肌を持っていてもその前に女性なのだから。
「コイツは太陽の光を取り込む事で充電しないと動かないんだよ。この前あげた眼鏡ケースに眼鏡を仕舞わないと充電切れになってしまうんだ」
「なるほど。道理で動かなかった訳ですねありがとうございます」
「一応、それの管理はきちんとしておけよ、シャルロッテ。もし帝国にでも流れたら面倒な事になりかねんからな」
「了解です!」
トリストウィンに元気よく挨拶しながら去っていくシャルロッテ。まあ太陽光を当てた回復魔法みたいな感じだからか、あの道具を手に入れてから研究室に籠りっぱなしのようだ。文字通り缶詰状態だから身体を壊しても可笑しくない状態。
「今の・・・・宮廷魔術師のシャルロッテ様?」
「ああそうだよリンゼ。あれでも王国一の魔法使いだが、魔法の話は今度にしてもらった方がよさそうだ。あのテンションだと古代精霊魔法の話を聞かされて実験に付き合わされるから、さてと俺らは授与式に出ればいいんだよな?」
「一真さんは準備完了らしいから私らも準備しよう。ちょうどプトレマイオス神国が存在してるとその場で言ってみたかったのだよ」
リンゼと八重はエルゼの訓練見学、琥珀とドライグは桜花と沙紀に預かればいいんだし。で、爵位授与式に出て辞退したが我が神国であるプトレマイオスが存在してるとアピールするんで家をもらった。
「余の命の恩人であるそなたに爵位を授けよう」
「だが私には必要ない事、プトレマイオス神国の王兼大公をしており神皇帝と呼ばれた者なので」
「そうだったな。ならば無理強いはしないが、このままお礼の言葉を送るだけでは創造神黒鐡様に失礼だと思う。そこで謝礼金と冒険拠点となる土地を用意した。爵位の代わりに受け取ってほしい、そこだけプトレマイオスの領土だと分からせれば領民は納得するであろう」
「なるほど、では謝礼金と土地は受け取るが豪邸は我が神国流で建ててもよろしいか?」
「よかろう。そしてこの度は大義であった。プトレマイオス神国の神皇帝としての活躍をますます期待している」
授与式には目と翼以外は国王と変わらん態度と姿、一歩後ろには側室兼護衛の桜花と沙紀。西区のパララン通り2Aは、外周区で裕福な層が住む区域らしい。
土地はもらったが更地のままとなり、まだ家が建ってない状態でもここだけ我が領土に代わりはない。
「で、どのように建てましょうか?ご主人様」
「元が一軒家だとしても我が神国流にするのだから最新機器を付けた魔改造にしてしまおう。久々に創造の力を使って内装はそちらで任せる」
「了解しました」
創造の力によりあっという間に一
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