第4話
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、ランディに疲れた表情で指摘したロイドはある事に気づいて未来のキーアに訊ねた。
「…………うん。キーアはその場面を見た事がないけど、リィンはこれから起こる戦争でリィンにとっての大切な仲間―――”Z組”の人達とも戦った事があったそうだよ。」
「ええっ!?」
「…………そもそもそのリィンさんはどうしてその戦争に参加する事にしたのでしょうね?その戦争によってエレボニア帝国に所属している”Z組”の人達と戦う可能性がある事は目に見えていますのに…………」
複雑そうな表情で答えた未来のキーアの説明にセティは驚きの声を上げ、かつてロイド達と敵対した事もあるノエルは複雑そうな表情で呟いた。
「…………ま、アリオスのように昔の仲間とやり合う覚悟を持ってまで”戦争”に参加するんだからいろいろと”事情”があるって事だろ。話が色々と逸れちまったが、エレボニア帝国との戦争での特務支援課の役割は今まで通りでいいそうだが、”緊急支援要請”という形で戦争に関連する支援要請は出すそうだ。」
「”戦争に関連する支援要請”はどんな内容になるんでしょうね…………?」
「ま、普通に考えればクロスベルに潜入したエレボニアのスパイ狩りやクロスベルにいるエレボニア人が起こすかもしれないトラブル関連だろうな。」
「スパイの件はともかく、エレボニア人関連のトラブルはできれば起こって欲しくないわね…………彼らの大半は観光や商売の目的でクロスベルに訪れてくれているのでしょうし…………」
話を戻して今後の事に伝えたセルゲイの話を聞いてある事が気になったエリナの疑問にランディは静かな表情で答え、エリィは複雑そうな表情で呟いた。
「…………わかりました。確かにそういう事であれば、支援課として”緊急支援要請”を受ける事に異存はありません。ちなみに遊撃士協会も戦争中は俺達と同じような動きになるんでしょうか?」
「ええ、場合によっては遊撃士協会との合同作戦を行う事もありえるかもしれないとの事よ。」
静かな表情で頷いた後に訊ねたロイドの疑問にルファディエルが答えた。
「後でミシェルさんやエステルさん達とも情報を交換した方がよさそうですね。」
「ああ、特にエレボニアでは活動が制限されている遊撃士協会にとってはもしかしたら、メンフィル帝国とエレボニア帝国の戦争勃発に関する情報を入手していないかもしれないし、メンフィル帝国の関係者で親しい人達が多いエステル達なら俺達も知らない戦争の件に関する情報を知っているかもしれないしな。――――――っと、配属されたばかりなのに不安を思わせるような話をしてすまないな、ユウナ。」
ティオの提案に頷いたロイドはユウナに視線を向けて謝罪し
「いえ、あたしの臨時派遣は戦争が関係している事だとわかっていますし、ようやく”自由”を手に入れたクロスベルを守りた
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