暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第4話
[6/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
んはアリオスさんと同じ”八葉一刀流”の剣技を修めていて、それも”皆伝”―――”剣聖”の一人なのよ?」
「そういや、エリゼちゃんは15歳って聞いたからユウ坊と同い年だな。」
「えええええええええええっ!?あ、あたしと同い年の女の子がそんな色々と凄い存在だなんて…………よーし、あたしもその人みたいになれるように、もっと頑張らないと…………!」
ロイド達の説明でエリゼの事を知ったユウナは驚いた後、まだ見ぬエリゼを目標にし、それを聞いたロイド達は冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。

「ちょ、ちょっと目標が高すぎるような気がするのですが…………」
「…………まあ、エステルさん達がクロスベルに来てからエステルさん達を”ライバル”認定した当時のロイドさんよりはマシな気がしますが。」
「うっ…………」
我に返ったノエルは苦笑し、静かな表情で指摘したティオの指摘にロイドは唸り声を上げた。
「そういえば…………確かエレボニア帝国がメンフィル帝国に対して作ってしまった戦争勃発の原因である”ユミル襲撃”が起こった地である”温泉郷ユミル”はエリゼさんの故郷だったわよね…………?」
「あ…………っ!」
「ええ。チキの話だと不幸中の幸いにも2度に渡る襲撃でどちらも死者は出なかったけど、一度目の襲撃では領主が猟兵によって重傷を負わされた挙句エリゼの双子の妹―――エリス・シュバルツァーはアルフィン皇女と共に貴族連合軍の協力者に拉致されて、救出される内戦の終盤まで皇帝を含めたエレボニア皇家やレーグニッツ知事と共に監禁されて、二度目の襲撃ではエリゼの兄のリィン・シュバルツァーが貴族連合軍の”主宰”であるカイエン公爵による脅迫――――貴族連合軍は2度とユミルに手を出さず、その場を退く事を条件に彼自身に貴族連合軍の元に向かうように誘導させられたそうよ。」
「おいおい…………どれも戦争を仕掛ける口実のオンパレードじゃねぇか…………つーか、その貴族連合軍とやらは何で2度も戦略的価値もないと思われる山郷のユミルって所を襲撃したんだ?」
「1度目の襲撃はともかく、2度目の襲撃の目的は一体何だったのか意味がわからないですよね…………?話を聞いた感じ、そのエリゼさんって人のお兄さんが目当てだったようですけど…………」
不安そうな表情で呟いたエリィの言葉を聞いたロイドは声を上げ、ルファディエルは頷いた後自分の知る情報をロイド達に伝え、それを知ったランディは呆れ、ユウナは不思議そうな表情で疑問を口にした。
「…………その、リィン・シュバルツァーがまた”特別な存在”のようでね―――」
そしてルファディエルはリィンが”騎神”と呼ばれるエレボニア帝国に伝わる”巨いなる騎士”の起動者(ライザー)の一人で、またオリヴァルト皇子が発足したトールズ士官学院特科クラス”Z組”のリーダー的存在であっ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ