第4話
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「ふえ〜…………ユウナもキーアみたいにおっぱいが大きくなるんだ〜。」
「10年後の方のキーア、何気に未来のネタバレをしないでください。」
ユウナの賛辞に未来のキーアは照れながら答え、未来のキーアの発言にロイド達が冷や汗をかいている中キーアは無邪気な様子でユウナを見つめ、ティオはジト目で未来のキーアに指摘した。
「コホン。ユウナ、臨時派遣の事情はどのくらい聞いているのかしら?」
「えっと………”クロスベル帝国”建国の件で警察、警備隊共に今までとは比べ物にならないくらい忙しくなった事とその…………エレボニア帝国との戦争に向けて、人手不足なクロスベル警察や警備隊にあたしみたいなまだ警察や警備隊の学校を卒業していない学生達も臨時の人材として派遣される事になった事までは聞いています。」
ルファディエルの問いかけにユウナは自分が”特務支援課”に派遣された事情を思い出しながら答え、戦争の件を思い出すと複雑そうな表情をした。
「そう…………既に全て聞かされているのね。」
「ま、そういう訳だ。警備隊の連中はともかく、警察である俺達の方は”戦場”に”兵士”として送り込んでエレボニア帝国軍と戦わすような予定は一切ない事はヴァイスハイト皇帝からも言質を取っているから、その点は安心していいぞ。」
「あ、はい。その件も校長先生から教えられています。…………その、局長―――いえ、ヴァイスハイト皇帝陛下がギュランドロス皇帝陛下と一緒に宣言した”クロスベル帝国”を宣言通り、クロスベルを独立させる所か”帝国”にしてカルバード共和国に勝って共和国の領土をたくさん手に入れたのに、どうしてエレボニア帝国とまで戦争をするのですか…………?確かに宣言の時に二大国と戦争するみたいな事は言っていましたけど、共和国を滅ぼしたんですからもう十分だと思うんですが…………」
セルゲイの言葉に頷いたユウナは自身の疑問をセルゲイ達に訊ねた。
「ヴァイスハイト陛下達の野心がその程度で終わらない事もそうだけど、クロスベルにその気がなくても元々エレボニア帝国がクロスベルを占領するつもりでいるから、どの道戦争は避けられないのよ。IBCによる”資産凍結”の件に対する”報復”もそうでしょうけど、内戦の影響で混乱していた自国の経済を回復する為にもエレボニア帝国にとってクロスベルの占領は既に”確定事項”なのよ。」
「あ…………」
エリィの話を聞いたユウナは複雑そうな表情を浮かべた。
「それともう一つ。――――――クロスベル帝国と連合を組んでいるメンフィル帝国も、エレボニア帝国に戦争を仕掛けなければならない事情ができたから、建国したばかりのクロスベル帝国と現在唯一国交があるメンフィル帝国との関係をより強固な関係にする為にもエレボニア帝国との戦争は避けられないわ。」
「え…………ルファ姉、”メンフ
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