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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第3話
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れた事にベルフェゴールが目を丸くし、リィンが呆けていると扉は勢いよく開けられ、扉からはリフィアの親衛隊長と副長を務める伯爵夫妻――――――ゼルギウス・カドール、シグルーン・カドール、そしてエリゼを先頭に部屋に突入し、ゼルギウス達に続くようにエリス、セレーネ、リフィア、ペテレーネも部屋に突入した!

「お兄様、ご無事ですか!?」
「部屋が強力な結界に包まれていた為、姉様がペテレーネ様を呼んで何とか解いて頂けました!」
「それに援軍も連れてきました!ゼルギウス様とシグルーン様もいらっしゃってくれましたから、もう大丈夫…………で……す……?」
部屋に突入したセレーネとエリスは声を上げ、二人に続くように声を上げたエリゼはリィンとリィンの傍にいるベルフェゴールを見つけると固まり
「あわわわわわわ…………っ!?エリゼ達どころかリフィア殿下、それにゼルギウス将軍閣下やシグルーン副将軍閣下、ペテレーネ神官長までどうしてここに…………!?」
「へえ…………そこの混沌の女神(アーライナ)の神官、”神格者”ね?なるほど、私の結界を解いたのは貴女だったのね。」
エリゼ達どころかリフィア達まで登場した事にリィンは表情を青褪めさせて慌て、ベルフェゴールは興味ありげな表情でペテレーネに視線を向けた。

「…………先程の強力な結界といい、私を一目見て”神格者”だとわかる上、貴女から感じるこの膨大な魔力や異質な気配…………まさか貴女は”はぐれ魔神”なのですか?」
「大正解♪睡魔族の女王種――――リリエール族にして”七大罪”の”怠惰”を司る魔神ベルフェゴールよ。よろしくね♪」
警戒の表情を浮かべるペテレーネの問いかけに対してベルフェゴールはウインクをして答え
「やはり”魔神”か…………!」
「まさか帝城内―――それも、皇族の方々の寝室がある手前の階層に位置する客室への侵入を許すとは。城の警備体制を見直す必要がありそうですわね…………」
「”魔神ベルフェゴール”と言ったか…………何の為に余達の城に侵入し、余の下僕に接触した!?」
ベルフェゴールが名乗るとゼルギウスとシグルーンはそれぞれの得物である大剣と細剣を構えて警戒の表情でベルフェゴールを睨み、リフィアは聖杖を構えてベルフェゴールに問いかけた。

「や〜ね、みんな揃ってカリカリして。私はご主人様に用があったてこの城に忍び込んだだけだから、別にこの城にいる人達をどうこうするつもりは毛頭ないわよ。」
「え…………ご、”ご主人様”ってもしかして…………」
「……………………」
ベルフェゴールの答えを聞いたペテレーネは呆けた声を出してリィンに視線を向け、ペテレーネに続くようにその場にいる全員もリィンに視線を向け、視線を向けられたリィンは冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「そういう事♪今日から私はあの
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