第3話
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ていた時に、貴方達が目に入ってあの黒髪の女の子がピンチっぽかったから、気まぐれで助けてあげたのよ。」
「…………そうだったのか。あの時、エリスを助けてくれて本当にありがとう。」
メサイアの質問に笑顔で答えたベルフェゴールにリィンは静かな表情で感謝の言葉を述べた。
「ふふっ、さっきも言ったようにただの”気まぐれ”だから気にする必要はないわよ。――――それよりも、私、貴方に興味があるのよね〜。」
「ええっ!?」
「…………俺に?俺はどこにでもいるような普通の人間だが…………」
「クスクス、あの黒髪の子を助ける為に魔族のような力を解放しかけた貴方のどこがただの人間なのかしら?」
「!…………”あれ”も見られていたのか…………」
「リィン様…………」
ベルフェゴールの指摘に目を見開いたリィンは複雑そうな表情をし、リィンの様子をメサイアは心配そうな表情で見つめた。
「ま、それも私にとっては大した事じゃないから別にどうでもいいわ。今日貴方に会いに来たのは”勝負”を申し込んであげるためよ♪」
「…………俺に”勝負”?一体何の…………というか一体何の為に、そんな事を…………」
「暇つぶしも兼ねた私の趣味みたいなものよ。もし私に勝てたら、私にして欲しい事を私ができる範囲で叶えてあげる♪―――どう?とっても魅力的な話でしょう?」
「…………確かに”魔神”の協力を得る事は魅力的だけど、当然それを得る為に負わなければならないリスクはあるだろ。負けた時俺はどうなるんだ?」
ベルフェゴールの提案にリィンは真剣な表情で考え込みながらベルフェゴールに問いかけた。
「負けてもせいぜい、明日一日動けなくなるくらい精気を奪われるだけだから、そんなに怖がる必要はないわよ♪」
「”魔神”の方ですのに、随分とこちらにとって有利な条件を出されましたわね?睡魔族の方ですから、てっきり負ければ精気全てを奪ってリィン様の命を奪ったり、リィン様を貴女の性奴隷にでもするつもりなのかと警戒していたのですが。」
「失礼ね〜。まあ、この世界の人達にとって”魔神”は恐怖の対象であるし、実際大概の”魔神”は残忍な連中も多いけど、私はこれでも”魔神”の中でも結構穏便な性格だと自負しているわよ?私の敵でもない人達を殺すなんて悪趣味な事はしないし、気持ちいいコトをする事や面白い物を見る事の方がよっぽど好きだし、”魔神”の中では”人間”という種族自体も好きな方よ?」
メサイアの指摘に対して呆れた表情で反論したベルフェゴールはリィン達にウインクをした。
「…………それで”勝負”の内容は?」
「うふふ、それは勿論――――性行為に決まっているじゃない♪」
「え”―――ちょっ!?」
「予想はしていましたが”やはり”ですか…………」
ベルフェゴールは勝負内容を口にした後僅
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