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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第一部〜灰色の決別と新たなる絆〜 第2話
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た部下達はそれぞれ下卑た笑みを浮かべて馬車に襲い掛かった。するとその時馬車の幌の中から次々と姿を現した銃口から銃弾が襲い掛かった!
「え”…………」
「い、一体何が…………?」
「ぐふっ…………!?」
「いてぇよぉ…………!?」
「俺の足がぁぁぁぁぁっ!?」
銃弾に心臓や頭を撃ち抜かれた賊達はその場で絶命し、運悪く手足に命中した賊達は痛みに呻いていた。

「なっ、一体何が…………!?」
「!?お、お頭…………!う、上…………!」
「上だと…………?な――――」
突然の出来事に呆然とした賊のリーダーは部下の言葉を聞いて空を見上げて雲の中から現れた戦艦――――”マグナニム”を見ると絶句した。
「誰が戦争の準備で忙しくてお前達のような外道共を討伐する暇がないって?」
するとその時馬車から槍を持つ碧髪の青年が現れて不敵な笑みを浮かべて賊達に問いかけ、青年に続くように馬車から次々とメンフィル兵達が現れ、更に”マグナニム”の甲板に整列していたリィン達を含めた多くの兵士達が予め描かれていた転移魔法陣によって賊達を包囲するように次々と転移で現れた!

「テ、テメェは領主の息子の…………!?」
「し、しかもメンフィルの兵士達があんなにたくさん…………!?」
「畜生!?罠か…………!」
青年―――セルノ・バルジア統合領の領主の息子にしてメンフィル皇家の分家の一員であるエフラム・ファラ・サウリン・マーシルンの登場に賊達は狼狽え始め
「エレボニア帝国征伐を行う為に戦争の隙を突いて民達に危害を加える後顧の憂いはとっとと絶たせてもらう!」
エフラムは自身の得物である槍を構え
「―――――これより賊の討伐を始めます!総員、一人残らず殲滅しなさい!決して一人も逃がしてはなりません!!」
「オオオオオォォォォォ――――ッ!!」
エフラムに続くように鞘から細剣(レイピア)を抜いた蒼髪の娘―――エフラムの妹であるエイリーク・ファラ・サウリン・マーシルンの号令に力強く答えたメンフィル兵達は賊達に向かい、戦闘を開始した!

「クソ―――ッ!!」
「お、お頭!?」
「一人だけ逃げようとするなんて、ずるいっすよ!?」
メンフィル兵達との戦いによって一気に総崩れになって次々と討ち取られて行く部下達を見て勝ち目はないと判断した賊のリーダーは森に向かって逃亡し始め、それを見た部下達もリーダーの後を追って行ったが森の前には予め転移によって配置されていたリィン達が立ち塞がった!
「―――あんた達には俺達に”戦場に出る覚悟”を決めさせる為の”糧”になってもらう。エリス、セレーネ、行くぞ!!」
「「はいっ!!」」
リィンは賊のリーダー達に太刀を向けて宣言した後号令をかけ、リィンの号令にエリスとセレーネは頷き
「ガキ共が!舐めやがって…………!やっち
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