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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第1話
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ですか…………」
「ああ…………ちなみにセシリア教官は参謀としての能力は当然として魔術師としての能力もメンフィル軍でトップクラスで、メンフィル軍に所属する魔道の使い手としては5本の指に入ると言われている。それとセシリア教官はシルヴァン陛下の側妃の一人だ。多分教官がシルヴァン陛下の”名代”として選ばれたのはその件も関係しているんだと思う。」
「そんな凄い方が訓練兵時代の兄様の恩師だったなんて…………」
リィンとある人物の関係を知ったセレーネとエリスはそれぞれ驚いていた。
「それと…………戦争に参加なさる武将の件で他にもお伝えすべきことがありますわ。―――ちなみにその方々はリィン様とも浅からず縁がありますわ。」
「え…………一体誰だ?」
「…………”神速のデュバリィ”を始めとした結社の”鉄機隊”の方々もメンフィル帝国軍に所属してエレボニア帝国の戦争に参加なさるとの事ですわ。」
「え…………」
「!?一体どういう事だ、それは!?まさか…………メンフィルと結社は協力関係を結んだのか!?」
メサイアが口にした驚愕の事実にセレーネは呆け、リィンは血相を変えて信じられない表情で訊ねた。

「いえ、プリネ皇女殿下達の話では内戦の間にメンフィル帝国は結社の”盟主”もそうですが最高幹部である”蛇の使徒”もほぼ全員抹殺し、数少ない生き残りにして結社の”盟主”達の居場所等を申告した上リウイ陛下達と共に”盟主”を抹殺した元蛇の使徒の”第七柱”率いる”鉄機隊”は親衛隊とは別にリウイ陛下とイリーナ皇妃陛下を守る独立部隊としてメンフィル帝国軍に所属しているとの事です。」
「な―――――――」
「ええっ!?結社のトップである”盟主”に加えて最高幹部もほとんど抹殺したという事は結社は…………!」
「事実上崩壊した事になるわよね…………?そのメンフィル帝国に寝返った”第七柱”という方は一体どうしてそんなことをなさったのかしら…………?」
更なる驚愕の事実を知ったリィンは絶句し、セレーネは驚き、エリスは困惑していた。
「それと…………戦争の件で他にも判明した事実をお伝えしておきます。今回の戦争、メンフィル帝国は”クロスベル帝国”と連合を組んでエレボニア帝国と戦争するおつもりのようですわ。」
「な―――”クロスベル帝国”って、あのクロスベル自治州の事か!?猟兵達に襲撃された件がエレボニア、カルバード、メンフィルの三国のせいだと主張してその報復と独立の為にIBCによる資産凍結を行わせた…………!?」
「そもそもクロスベルには皇族は存在しない上、何故”自治州”であったクロスベルが突然”帝国”の名を名乗るのようになったのでしょうか…………?」
クロスベルの政変までも大きく変わった事にリィンは信じられない表情で声を上げ、エリスは困惑の表情で訊ねた。
「…………そのク
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