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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第1話
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体どなたからこの写しを頂き、要求内容について伺ったのでしょうか?」
リィンの疑問を聞いたセレーネは目を丸くし、エリスは不思議そうな表情を浮かべてメサイアに訊ねた。

「戦争の件を私に教えて頂いた方達はルクセンベール卿とプリネ皇女殿下ですわ。」
「ツーヤお姉様とプリネ様が!?という事はお二人は今帝城にいらっしゃっているのですか?」
「ええ、お二方も戦争の準備で多忙との事でしたが、運よく帝城内を歩いている所を見つけてダメ元で会談を申し込んだ所承諾して頂き、そして戦争の件を私に説明してくださったのですわ。」
「お二方も戦争の準備で多忙という事はお二方もエレボニア帝国との戦争に参戦なさるのか?」
「あ…………」
セレーネの疑問に答えたメサイアの説明を聞いてある事に気づいたリィンは複雑そうな表情でメサイアに訊ね、リィンの問いかけを聞いて姉も戦争に参戦するかもしれない事にセレーネは呆けた声を出した後複雑そうな表情をした。

「ええ。それにお二方が私に教えて頂いた戦争に参加なさるメンフィル帝国の皇族や武将の方々を考えると今回の戦争、12年前の”百日戦役”と違って”本気”でエレボニアを滅ぼすおつもりだと思いますわ。」
「…………ちなみにその皇族や武将の方々は何ていう名前の方々だ?」
「…………メンフィル帝国によるエレボニア帝国征伐軍はリウイ陛下を”総大将”として、皇族で参戦なさるのはリフィア皇女殿下、プリネ皇女殿下、レン皇女殿下、エフラム皇子殿下、エイリーク皇女殿下、ヒーニアス皇子殿下、ターナ皇女殿下で、武将は”百日戦役”でもその名をゼムリア大陸に轟かせ、今回の戦争ではエレボニア帝国征伐軍の”副将”も命じられているファーミシルス大将軍とエルサリス元帥、それにルース将軍に加えて戦争に参加なさる皇族の親衛隊を率いる将軍の方々、”総参謀”はシルヴァン陛下の名代も兼ねているセシリア将軍を中心としたメンフィル軍に所属する参謀達、そして私と同じ”客将”の立場である魔神エヴリーヌ様も参戦なさるとの事です。」
「そんなにも多くの皇族や武将の方々がエレボニア帝国との戦争に参加なさるなんて…………」
「最悪だ…………皇族の方々もそうだが、皇族の親衛隊を率いる将軍の方々もみんな武勇でその名を轟かせる方々だし、セシリア教官まで参戦なさるなんて…………」
「お兄様はそのセシリア将軍という方をご存じなのですか?その方の事を”教官”と仰っていましたが…………」
メサイアの情報を聞いたエリスは辛そうな表情で顔を俯かせ、疲れた表情で肩を落として呟いたリィンのある言葉が気になったセレーネはリィンに訊ねた。

「…………セシリア教官は俺の訓練兵時代の担当教官としてお世話になった方なんだ。」
「え…………ではその方もサラ教官と同じ、お兄様にとっては”恩師”にあたる方なの
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