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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
プロローグ
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ええっ!?リィン君達がメンフィル帝国のお城の客室に…………!?」
「それってどう考えても”軟禁”じゃないですか!?」
「そ、それにエリスまで…………!」
シェラの説明を聞いたトワは驚き、マキアスは真剣な表情でシェラを見つめて反論し、アルフィン皇女は不安そうな表情を浮かべた。
「どうしてあの子達がそんな状況に陥っているのよ!?」
「…………まさかとは思いますが、彼らがメンフィル帝国の許可もなくエレボニアの内戦終結に貢献した件でしょうか?去年の夏至祭での帝国解放戦線の襲撃でエリス君が拉致されかけた件で、エリス君とアルフィン殿下がリウイ陛下より注意を受けたと聞いておりますが…………」
サラは怒りの表情でシェラに問いかけ、心当たりがあるヴァンダイク学院長は真剣な表情でシェラに訊ねた。

「―――メンフィル帝国が問題としている点はその件ではありません。」
するとその時その場にエリゼが現れ
「あ…………」
「エリゼ…………!」
エリゼの登場にアリサは呆け、ラウラは驚きの表情を浮かべた。そしてエリゼはヴァンダイク学院長達に近づいて上品な仕草で挨拶をした。
「―――お初にお目にかかります、ヴァンダイク学院長。私の名はエリゼ・シュバルツァー。若輩の身ではありますがリフィア皇女殿下付き専属侍女長を務めさせて頂いております。」
「うむ…………エリゼ君の噂もかねがね聞いておる。それでエリゼ君…………本当にメンフィル帝国はヴァリマールを回収する為に、エルサリス元帥閣下たちを派遣したのか?」
「はい。これがその指示書です。―――どうぞ。」
「拝見させてもらおう…………―――!?何と…………」
「『現メンフィル皇帝シルヴァン・マーシルン並びにメンフィル大使リウイ・マーシルンの名の下、エレボニア帝国トールズ士官学院に保管されている”灰の騎神”ヴァリマールを回収せよ。なお、回収の際学院の関係者達が拒めば、”強制徴収”――――学院の関係者達を制圧し、回収する事も許可する』ですって!?」
エリゼから渡された指示書の内容を読んだヴァンダイク学院長は血相を変えた後信じられない表情を浮かべ、サラはその場で指示書の内容を読んだ後厳しい表情で声を上げた。

「が、”学院の関係者達を制圧して回収する事も許可する”って事は………!」
「まさかとは思いますが、貴女方は私達を殺してでも、ヴァリマールを回収するつもりなのですか?」
指示書の内容を読んだサラの話を聞いたアリサ達がそれぞれ血相を変えている中トワは信じられない表情をし、アンゼリカは厳しい表情でシェラ達を見つめて問いかけた。
「―――その必要があるのならば、貴女方を”殲滅”するだけです。」
アンゼリカの問いかけに淡々とした様子で答えたシェラは腕の一部を変形させて砲口をヴァンダイク学院長達に向け、シェラに続
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