プロローグ
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ドワーフ)、それに悪魔や天使、神々や魔王すらも存在しているとの事ですし…………」
アルフィン皇女の話を聞いたアリサとエマはそれぞれ不安そうな表情を浮かべて考え込んでいた。
「た、大変だよ、みんな!ヴァリマールが…………ヴァリマールがメンフィル帝国軍に徴収されようとしているよ!」
するとその時トワが慌てた様子で教室に入ってきてアリサ達にある事を伝え
「ええっ!?」
トワの言葉にアリサは驚きの声を上げ、周りの者達もそれぞれ血相を変えた。その後アリサ達はエマの連絡を聞いて合流したセリーヌと共にヴァリマールが保管されている技術棟の近くの外に向かった。
〜技術棟付近〜
「ですからさっきから何度も言っているように、ヴァリマールはリィン君を起動者としている為、メンフィル帝国軍が回収しても誰も扱えませんし、そもそも他国の軍がエレボニアの士官学院であるトールズ士官学院が保管している機体を徴収するなんて、おかしいですよ!」
アリサ達が格納庫に到着するとメンフィル帝国兵達を引き攣れた機械仕掛けの人と思わしき存在―――メンフィル帝国軍の機工軍団を率いるシェラ・エルサリス元帥にジョルジュが必死に反論していた。
「ジョルジュ先輩が反論している女性は一体…………」
「―――メンフィル帝国軍”機工軍団”団長シェラ・エルサリス元帥。”百日戦役”時、シェラ・エルサリス元帥率いる”機工軍団”はエレボニアの軍どころか砦や基地も易々と破壊し続けたことから”破壊の女神”の異名で恐れられている。」
「あの女性がかの”破壊の女神”…………」
「げ、”元帥”だって!?」
「そ、そんな軍でもトップクラスの立場の人がメンフィル帝国軍を率いてどうしてヴァリマールを…………」
ガイウスの疑問に答えたフィーの説明を聞いたラウラは真剣な表情でシェラを見つめ、マキアスは驚き、エリオットは不安そうな表情を浮かべた。そこにアンゼリカから騒ぎを知らされたサラがヴァンダイク学院長とアンゼリカと共に姿を現した。
「サラ教官…………!それに学院長とアンゼリカ先輩も…………!」
「あんた達もトワから連中の件を聞いてこっちにやってきたのね。…………状況から考えてリィン達の件とも恐らく無関係ではないのでしょうね…………」
「うむ…………エレボニアとメンフィルの関係が”最悪の事態”に陥っている事を覚悟せねばならぬかもしれぬな…………」
二人の登場にエマが明るい表情を浮かべている中、サラはアリサ達を見回した後厳しい表情を浮かべてシェラ達を見つめ、サラの言葉に重々しい様子を纏って頷いたヴァンダイク学院長はサラと共にシェラ達に近づいた。
「サラ教官…………!ヴァンダイク学院長も…………!」
「よく頑張ったわね、ジョルジュ。ここからはあたし達に任せなさい。」
「はい、お願いします…………!
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