暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第128話:Ruin Reverse
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衝撃波による凍結で体の動きを封じられたルイン・シャドウはルインの連続攻撃をまともに受けてしまう。

「ウワアアアア!!!」

セイバーによる一撃一撃を受ける度にルイン・シャドウは大ダメージを負う。

どうやらアルティメットセイバーがルイン・シャドウの弱点のようだ。

何とか乱舞から逃れられたルイン・シャドウは拳にエネルギーを纏わせて床を殴り付けた。

「消エ去レ!!」

裂光覇を繰り出すが、対するルインもまた拳にエネルギーを纏わせて床を殴り付けた。

「裂光覇!!」

光の柱が同時に激突するが、ルイン・シャドウの光の柱が力負けし、そのまま直撃してしまう。

「グワアアアアアッ!!!」

光の柱に飲まれたルイン・シャドウは本物の力の前に呆気なく消滅した。

ルイン・シャドウを本物の力を以て粉砕した本物のルインの戦いを久しぶりに見たルナはゆっくりと立ち上がった。

「(あの戦い方…やっぱりルイン本人のようだな。俺が相手にならなかった奴をあっさりと…やっぱりルインは凄く強え)」

敵がいないことを確認したルインは元の姿に戻るとルナに歩み寄る。

「久しぶりだね、ルナ。元気そうで良かったよ」

「ルイン…生きていたんだな?」 

「もう、だから私は正真正銘の本物のルインだよ。それともあんな偽者だと思うの?」

「いや、思わねえけど…それよりお前、今まで何処にいたんだよ!?みんな…みんな必死になってお前を捜してたんだぞ!?エックス達だけじゃねえ!!ハンターベースのみんなだ!あの空間のあった場所を捜して捜して捜しまくって…お前のデータ反応どころかパーツすらなかったから…」

それを言われたルインは申し訳なさそうに俯いた。

「ごめん、心配かけちゃって…正直、私もまさかここまで時間が掛かるとは思わなかったの…」

「………なあ、ルイン。ハンターベースに帰ってきてくれるんだよな?」

「うん……勿論だよ、私は…イレギュラーハンターだからね」

ルナとルインは共に転送でハンターベースに帰還した。

当然、ルインの帰還にはハンターベースのルインを知る者達が歓喜し、一部の男性ハンターが女性ハンターにぶっ飛ばされていたが気にしない方向で。

司令室にルインが少し居心地悪そうに入ってきた。

「…………」

中に入ろうとした時、エックスとルインは鉢合わせするが、エックスは無言で通り過ぎてしまった。

「……………」

悲しげにエックスの後ろ姿を見つめるルインだが、まずは司令室のメンバーに振り返る。

「お帰りなさいルイン。夢みたいだわ…またあなたと話せるなんて」

「みんなあなたのことを本当に心配していたのよ」

「うん…ごめんね。みんな、帰るの…こんなに遅くな
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