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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第52話 出会いの酒場ヘビーロッジ!今度の舞台は氷の大陸アイスヘル!
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「イッセー君の可能性を一目で見抜いたって事ですか?凄いですね」
「マスターのおかげで俺も有名になれた。今じゃ勝手に仕事が入ってくるぐらいだからな」
「つめてーな、仕事なくても来てくれよ」
「ははっ、次からはちゃんと顔を出すさ」


 マスターの言葉を聞いてリアスさんと祐斗はマスターの眼力に尊敬の眼差しを向けていた。
 彼が俺の可能性を見いだしてくれなかったら仕事なんて得られなかったよ、だっていくら強くてもそれを知らない人間からすれば子供なんて雇いたくないからな。マスターが依頼主に信頼されているから俺も仕事を任せてもらえたんだ、本当にマスター様様だぜ。
 しかしこうも褒められると照れてしまうな、悪い気はしないけど恥ずかしいぜ。


 バァン!


 勢いよく扉が開くと黒服のスーツとサングラスをかけた男性達が一斉に店の中に入ってきた。あれは『グルメSP』か、なら依頼主は相当の金持ちだな。


「全員食事の手を止めろォ!!『カーネル』氏がお見えだ!!」


 スーツ姿の男の言葉に全員が酒場の入り口に視線を集める。するとそこに一人の老人が現れた。


「先輩、あの人は……」
「あれは年商20兆の株式会社『グルだらけ』の会長カーネル・モッコイだ。大物が現れたな」
「20兆!?この世界のインフレには慣れてきたと思ったけど個人の会社で20兆って……」
「リアスの実家より稼いでいますわね……」


 リアスさんと朱乃さんは年商20兆と聞いて目が死んでいた。まあこの世界ならそこまで珍しい事じゃないんだよな、金銭感覚狂うけど。


「100億出そう。見事私の依頼に応えてくれた者にな」


 100億……凄い金額だな。周りにいた美食屋たちも目の色を変えていた。


「100億!?そんな金額をお年玉上げるっていう感覚で渡せるものなの!?」
「100億……ハンバーガーや寿司をいくら買えるのだろうか」


 イリナは100億という数字に目がお金のマークに変わる程驚いていた。その隣でゼノヴィアは目を輝かせながら食べ物がいくら買えるか考えていた。


「そ……その報酬金額は本当だろうな!?」
「いやそれよりも!本当にあの食材のありかを知っているのか……!」
「愚問を…私を誰だと思っている。来るものは誰も拒まん、センチュリースープ……挑戦したい者は付いてこい」


 その一言でここにいた美食屋たち全員のボルテージがMAXになった。なにせ店が震えるくらいに叫んでいるからな、まあ俺もなんだけど。


「選抜試験は行いますか、会長?」
「いらん、来るものは全員連れていく。センチュリースープを見つけ出す可能性は0.1%でもあげておきたい……それにすぐに大自然の猛威にふるいをかけられるさ。な
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