暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第126話:Rival
[10/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


想像以上の速度で迫る岩石弾に面食らったカラスティング。

「くっ!だが、かわせない程では…」

身を捻って岩石弾を回避した瞬間、弾が爆発した。

「ぐあっ!?」

「超硬度岩石の爆弾を発射する武器なのか!!」

物理攻撃と爆発による二段攻撃。

超硬度岩石の硬度も合わさってその威力は侮れない。

「よし、これならイケる!!ありがとうパレット!!」

バズーカを構えて岩石弾を連射する。

流石にバレット程とはいかないが、それなりに連射が利いて扱いやすい。

ガイアボムの高い威力と連射性は正にルナとパレットの開発理論が1つになったかのようだ。

岩石弾の1発がカラスティングに直撃し、物理と爆発の二段ダメージを受ける。

「ぐっ!!まだだ、この程度で…」

「いや、これであんたは終わりだよカラスティング!!ガイアボム!!」

カラスティングの周囲に岩石弾を大量に発射し、そして最後にランナーボムに変身して全ての爆弾を投擲して後に防御体勢に入ると、甲板にて大爆発が起こる。

「うわああああ!!!」

あまりの衝撃にルナは思わず悲鳴を上げた。

爆煙が晴れるとランナーボムへの変身が解除され、ボロボロだが、力強く立っているアクセルと床に倒れ伏したカラスティングがいた。

「へへ、僕の…勝ちのようだね…」

「その…ようだな…相変わらず無茶をする奴だ…」

「それくらいしなきゃ…あんたには勝てなかったよ」

大破して命尽きる寸前であるにも関わらず、カラスティングは微笑んでいた。

ライバルとの死力を尽くした戦いはカラスティングを満足させたようだ。

「…強く…なったな…」

「……あんたこそ…僕だけの力じゃない…パレット達の力があって勝てたんだ…」

「ふっ…俺の…強さは……所詮…紛い物に過ぎん…ごふっ…」

凄まじい速度で放たれた超硬度岩石をまともに受けて内部機構がイカれていたのか、口から疑似血液を吐き出すカラスティング。

「……カラスティング……」

「お…前を…裏切り、利用してま…で、得た力など…何の…意味も…無か…った…お前には…謝っても…謝り…きれん…」

何と言えばいいのか分からず、アクセルはただ彼を見つめるだけだ。

横たわる彼は視線をずらし、アクセルの傍に移動して彼を支えているルナを捉えた。

「…な…何だよ…?」

「…ルナと…武器を転送して…アクセルの力に…なってくれた…パレット…だったか?」

『は、はい…』

「…アクセルを……支えてやってくれるか……?見ての通り…こいつは…無茶を…する、から…な……」

アクセルの瞳が見開かれる。

それにはアクセルだけでなく、ルナと通信で聞いていたパレットも驚
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ