暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第126話:Rival
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しい結果を招いてしまう。無限の可能性は同時に無限の危険性でもあるもの…」

「……で、でも!大丈夫ですよ。アクセルとルナは悪いことに能力は使ったりしません!!」

「あら?あなたがルナを庇うなんて珍しいわね?あの子と何かあったの?」

ルナとは喧嘩ばかりのパレットが庇うのを見たエイリアは目を見開いた。

「え?え〜っと…その…あの…アクセルのことでちょっとしたトラブルが…それでルナがそんなに嫌な人じゃないって分かっただけです。はい」

「そうなの、やっぱり人の関係って分からないものね。険悪そうに見えても何かのきっかけで仲良くなったりするし」

自分もルインとの出会いで人間との共存の可能性を信じられるようになったのだ。

出会いや交流は何をもたらすのか分からないのだから。

もし彼女と出会わなかったら、自分は人間との共存を信じられず、こうしてゼロと恋をし、結ばれて妻となることは出来なかったかもしれない。

仕事や訓練の際には外している指輪が入っているロケットペンダントに触れるアイリス。

そして場所は戻ってディープフォレスト。

エックスとゼロは踵を返すが、目の前にルインズマンが現れた。

「まだいたのか」

2人がそれぞれの武器を構えた瞬間、ルインズマンの体が光に包まれたかと思うと次の瞬間。

「アクセル!?ルナ!?」

「よう、遅いんで迎えに来たぜ。」

「あ、ああ…」

あまりのことに言葉が見つからないエックスは相槌を打つことしか出来ない。

「余計な世話だ。それより今の力は?」

「コピー能力さ。俺とアクセルにはレプリロイドの姿と能力をコピー出来るんだよ。といっても俺もアクセルも完璧じゃねえけどさ」

「その力は一体なんなんだ?そしてルナ、何故今までその能力を隠していた?」

「あまり爺さんには他人に見せるなって言われたのさ。珍しい能力だから俺と同じような能力を持つレプリロイドが現れるまで待てってさ」

「ルナも悪気があったわけでもないし、許してあげてよ。でも僕もルナと一緒でどうしてこんな能力があるのか分からないんだ」

「分からない?」

「俺と同じく生まれが分からない。アクセルも記憶喪失なんだとよ。」

「…そうか」

そう言えばルインも記憶がないことを思い出したエックスは脳裏にルインの顔が過ぎってエックスの表情が暗くなる。

「でも僕はレッドに拾われて…仲間もいたから、記憶なんか無くても平気だった。でもこの能力のせいで思いもよらないことが起き…」

その時である。

『ゼロ、アクセル、ルナ、エックス、話しているところ悪いけど聞こえる?高度1万kmに所属不明の飛行空母を確認したわ!!直ちに撃退して!!』

「はあ?おいおいまたかよ
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