52 世にも奇妙な正統派ブラック企業と美の暴力ww
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あれが一応過激派テロリストだなんて信じがたい。ww
夕食を済ませ、副長に渡された大量の書類を封筒に入れ、真選組の制服の上から羽織をはおり、首にスカーフを上手く巻き、帰路につく。と言っても途中過程はワープしたのでそんなに時間は経っていない。船の見張りには顔パスで通してもらったので、あとは一目散に部屋へ戻る。おそらく晋助は部屋にいるだろうが私には知ったこっちゃない。明日までに仕上げなければならない書類の地獄塔(タワー・オブ・インフェルノ)を元の安全な平野に戻さなくてならないという重要な任務を担っているのだ。過激派だろうが辛党だろうが甘党だろうが、面倒くさいそして私を巻き込むなとしか私は言うことができないのである。騒ぎたいならわいを手伝わんと…どうなるか分かるやろうなァ?と逆に手が出そうで怖いのが心配なくらいである。
帰りは特に何もなかったので、近くのコンビニで夜のおやつ…通称おつまみを買って、部屋に帰ってきた。ただいま、と言ってドアを開けると、おかえり、という声が帰ってくる。どうやら私の見込み通り部屋にいるようだ。勿論今日は遅くなる、と先に伝えてあったのでまだ晩御飯を食べてないなどという悲劇は起きてはいないだろうが、ある程度の晋助のストレスが溜まっているくらいであると私は推測する。
_「思ったより早かったなァ?…もしかして船に持って帰ってきたのかァ?」
_「ええ。…真選組に泊まり込むのも考えたけど、あなたも子どもたちも待っているでしょう?さすがに母親が家にいないのはマズいだろうから、やっぱり帰ってきたのよ。…あなただって嫌でしょう?www」
_「あァ。よくわかってんじゃねェか、零杏。」
_「そうなのよ、手のかかる人がいるもので。…あとは、母親としての自覚とかも。…とにかく、私は今からお風呂に入ってさっぱりしてから残りの仕事に手を付けるわ。あなた、もう寝る?」
_「あァ…お前の顔をみながら眠りにつくこてにすらァ。」
_「じゃあ、私はこの辺で。一先ず服を着替えてからにするわ。」
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