275部分:空と海その八
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なのに、あんた」
「俺はそっちの王様だったのかよ」
「自覚ないの?」
「ねえよ」
たまりかねた顔で明日夢に言い返す野本だった。
「何でそんなのあるんだよ、おい」
「だから進歩ないのね」
「そうなんだ、実は」
竹山も彼には言うのだった。
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