猫耳娘とちんちくりん
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そしたらあなたと同じ名の禁獣がいたわけです。『ガルム』という名のね。何故人間になっているかは知りませんが恐らくヨナルデの研究とやらでしょう 」
このエレナの考えは大体あっていた。
ガルム
黒い狼の姿をしたモンスター
エレナ「確か罪名は主人殺害、及び召喚獣大量虐殺。でしたよね 」
エレナがガルムにそう言うと
ガルム「フッ!やはり魔法教皇の孫と言われててもその程度の知識しかないわけか 」
エレナ「何ですって!! 」
桂花「ぷふっ! 」
ガルム「貴様ら魔法使いは自分等に都合のいい情報しか知らないってことだ。俺達禁獣の情報なんてその程度しかないんだよ 」
エレナや魔法使いを馬鹿にするガルム
ガルム「さて、お喋りはここまでだ。この先を行きたければ俺と戦え!俺は一人だがお前らは二人か? 」
ガルムはエレナと桂花を見ながら言うが
桂花「は?何を言ってるのよ?私はそこにいるちんちくりんとは関係ないんだけど 」
エレナ「ち…ちんちくりん… 」
桂花「というわけで戦うならそこにいるチビと戦いなさい 」
こんな時にまで口論する桂花であったが
エレナ「ち…チビですか、いいでしょう。ガルム、あなたなんてあの猫耳娘がいなくても私一人で倒してみせます!むしろ猫耳娘さんなんて足手まといにしかなりませんからいない方が楽ですしね 」
桂花「ね…猫耳娘。あ…足手まといですって!! 」
エレナもエレナでチビだのちんちくりんだの言われたことを根に持っていた。
桂花「いいわよ!!あんたがあいつに殺されたらあんたの死体を教皇というオヤジにぶちまけてあげるわ!! 」
エレナ「それはどうも、こちらもあなたが亡くなったらあなたの死体を華琳さんに送ってあげますからね 」
こんな時だというのに二人は協力どころか仲違いしまくる一方であり
桂花「そこのあんた、というわけでブッ殺して構わないわよ!! 」
サッ!
桂花はガルムにそう言って柱の後ろに隠れた。
エレナ「フンッ!!私はそう簡単には殺されませんからね!! 」
スッ!
そう言うエレナがガルムに対して構えると
エレナ「(フェンリルは傷ついているため五体での召喚獣融合はできない。だったら他の召喚獣と召喚獣融合して…) 」
エレナがフェンリル以外の召喚リングを取り出そうとしたその時
シュッ!
エレナ「えっ? 」
パァッ!!
エレナのマジックバッグからフェンリルの召喚リングが飛び出し、光り輝くと
フェンリル「はぁはぁ… 」
フェンリルが勝手に出てきた。
桂花「うわぁっ!?あんな傷ついてる犬を出すだなんてあんたも鬼ね 」
エレナ「違います!!フェンリルが勝手に出ただけです! 」
エレナはフェンリルを戻そうとするが
フェンリル「すいませんお嬢、ここは俺に任せてください! 」
エレナ「フェンリル…
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