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ヘタリア学園
第七千七百四十六話  幾ら苦手な相手でも

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第七千七百四十六話  幾ら苦手な相手でも
 イタリアは他の会議の参加国にさらに言いました。
「確かに俺委員長に一勝も出来てないけれど」
「俺もだけれどそれでもだよな」
 イギリスはイタリアの言いたいことを察して言葉を返します。
「EU全体で言わないとな」
「うん、イギリスもまだEUにいるから」
「ったくよ、お年寄りの国民の人達が変な連中に騙されたな」
 それで今も揉めています。
「テレビを鵜呑みにすると馬鹿見るな」
「そうだね、けれどそのお話は置いておいて」
「ああ、馬鹿委員長についてな」
「ここでEU全体で言おう」
「WTOのあの判定はおかしいってな」
「さもないとWTOが今後まともに活動しなくなって」
 それでというのです。
「俺達も迷惑被るよ」
「そうなるのは明らかだな」
「またあんなことする国が出るから」
「何でもありになるとまずい」
 ドイツも言ってきました。
「ここはあの判定に異議を唱えよう」
「EU全体でな」
 イギリスはドイツの言葉にも頷きました、今回イタリアは普通ですが戦争でないとへたれないのです。


第七千七百四十六話   完


                 2019・5・6
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