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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第百二十話 エル・ファシル星域会戦リターンズその2です。
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第十四艦隊 リュン・シアン中将
第十六艦隊 ティファニー・アーセルノ中将(再び当人が指揮権を持ち、代行ノヴァレット・リシュリュー中将は臨時に第十六艦隊前衛艦隊を掌握。)
第二十艦隊 ケイト・ウィンスレット中将
第二十二艦隊 イアン・レメリック中将
第二十七艦隊 オーシ・ヴォディバック中将

 このうち、第二、第五、第十艦隊は先遣隊としてのケーテ、エミーリア、シャルロッテ及びフィオーナ艦隊先陣と相対し、第十四、第二十二、第七、第二十、そしてヤン艦隊がフィオーナ艦隊本隊、ティアナ艦隊、エレイン艦隊を包囲している。
 一つ一つの艦隊戦力は帝国軍側が多いが、こと総兵力となると、自由惑星同盟側に圧倒的に有利である。
 フィオーナ艦隊以下損害を受けながら、ルッツ、ワーレン、エーバルトの援護を受け包囲網を突破しようとした刹那、新手の援軍が到着した。第十六艦隊、第二十七艦隊がルッツ、ワーレン、エーバルトの背後から襲い掛かったのである。

「あの旗印・・・・!!第十六艦隊!!」

 ティファニーの存在を知ったティアナは内心歯ぎしりしたい思いだった。強引に通信回路を向こうに向けたティアナは大声で叫んだ。

「踏みつぶしても踏みつぶしても何度も何度も立ち上がってくるなんて・・・!!アンタなんかさっさとくたばっちまえばいいのよ!!」
『私は一度だってあなたに踏みつぶされた覚えはない!!!この私を前にしてよくもそんなことをほざいたわね、ティアナ!!!!』
「あれだけ前世でギッタギタノメタメタにしてやったのに!?どこまで面の皮分厚いんだか!!その厚顔無恥な顔、宇宙の果てまで吹っ飛ばしてやるわよ!!!ブラックホールに堕ちろ!!!」
『黙りなさい!!裏切り者!!!あなたこそ、シャロン教官が出るまでもないわ、この私があなたをヴァルハラまで送り返してやる!!!』
「鬱陶しいっ!!・・・ルッツ、ワーレン、エーバルト!!あの第十六艦隊は私が相手をするわ!!手を出さないで!!今度こそ完膚なきまでに踏みつぶして宇宙の塵にしてやるんだから!!!」

 だが、ティアナが第十六艦隊に到達する前には包囲艦隊をどうにかしなくてはならない。ティアナもそれを十分知っていた。一方、同盟側が凱歌を上げるのには早すぎた。引っ返して来たケーテ、エミーリア、シャルロッテの3艦隊がさらにその二個艦隊の外から集中砲撃を仕掛けてきたのである。3艦隊の背後にはビュコック、ウランフ、クブルスリーの3艦隊が続き、幾重にも重なった混戦状態を現出しようとしていた。

 包囲側が攻撃され、その攻撃をする側もまた背後から狙い撃ちされ、さらにその背後から――。
 各艦隊とも相手を狙い撃つ間に別の艦隊から攻撃を受け、展開して迎撃しようとすればまた別の艦隊から仕掛けられ、その別の艦隊も相手の別の艦隊
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