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ゼロの使い魔 ーエルフの使い魔はインファントの守護神ー
序章 ファイナルウォーズ
3話 オペレーション・ファイナルウォーズ(後編)
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ーー東京湾岸部・陸上自衛隊芝浦分屯地『特別G対策本部』ーー
《辻森さん。ディメンション・タイドのスタンバイをお願いします》
「わかったわ。お願い!」
「了解!」
黒木からの連絡を受けた辻森がディメンション・タイドの発射管制担当の『美馬和男』へディメンション・タイド発射をお願いする。
その直後、南極のはるか上空の大気圏外の衛星がキラリと光る。ディメンション・タイドの砲口はしっかりと南極へ向いていた。
《スタンバイ・モードで待機します》
システムボイスの音声が対策本部に響き、モニターには南極で横たわるゴジラが写し出される。
「ディメンション・タイド起動!」
衛星からディメンション・タイドの口が姿を見せる。
《発射準備完了まで300秒》
「早く5分経ってくれ……!そんなに待てないぞ!」
「工藤君、落ち着いて!」
システムボイスの声を聞いたマイクロマシンの天才エンジニア『工藤元』がモニターの奥で倒れるゴジラを見て慌て出すのを辻森が制止する。
ーー南極大陸ーー
《発射準備完了まで300秒》
「クソッ!あと5分だと!?何をモタモタしとるんだ…!奴がまた起きてしまうぞ!」
轟天号内ではゴードンがディメンション・タイドの発射準備の時間が長いことにイライラしていた。
ボンッ!ボボボンッ!ゴオォォォーーーッ!!
ガアァァァァァン!!!ドオォォォォン!!!
するとゴジラの背鰭が光ったと思えば、ゴジラが再び起き上がり、熱線を轟天号の船首ドリルに向けて発射した。
『ぎゃぁぁぁぁっっ!!?』
「船首ドリルに直撃!!」
「クソッ!言ったそばから………!」
熱戦を再び受けた轟天号は再び南極大陸に不時着する。
「艦長!さっきの熱線で船首ドリル損傷!メーサー砲が使用不可能です!」
「何!?チッ………!」
尾崎から出された言葉にゴードンは舌打ちする。先程の熱線で轟天号の船首ドリルが損傷してしまい、メーサー砲が撃てなくなってしまったのだ。
「轟天号が………!」
《八代!もう一度、3連ハイパーメーサーだ!ゴジラの動きを止めろ!》
「了解!ん………?」
しらさぎ3号機からゴジラの熱戦を受けた轟天号の様子を見ていた八代が再びゴジラに向けて機龍の腹部からメーサー砲を放とうとしたが、何かに気付いたのか再び、しらさぎ2号機の窓から外を見る。
「キュウイイィィィィン!!」
「ギャオオオオオオオ
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