暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜無限の可能性〜
第7章:神界大戦
第203話「神界の洗礼」
[6/10]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
り出される連撃。
 司の魔力弾や砲撃魔法と、爆発的な身体強化による超高速の刺突。
 そして、帝の武器群と投影魔術による矢の攻撃。
 それらを、ジャントは的確に捌いていく。

「はっ!無駄無駄無駄ァ!いくらスピードを上げたとて、俺を超える事は出来ん!」

「ちっ、本当、チート過ぎるぞ!」

 追いつくように、干将・莫邪が飛んでくる。
 しかし、それらもあっさりと躱され……帝がそれをキャッチ。近接戦に切り替えた。
 
「吹き飛べ!」

「ッ、散開!」

 直後、ジャントは三人の攻撃を転移で躱す。
 さらにばら撒くように、理力による弾幕を放った。

「遅い!」

「ッ……!?」

 そして、三人が避けた所で、ジャントは奏の瞬間速度を“上回った”。
 奏の瞬間速度は今の司よりも速い。
 その奏を上回ったと言う事は、今この場で誰よりも速い事に他ならない。

「はぁあっ!」

「くっ……ぁあっ!?」

「速い!?」

 凄まじい速度で、拳が繰り出される。
 直撃はハンドソニックで防いで避けたものの、奏はその猛攻に大きく後退する。

「人間にしてはかなりの速度だったな」

「ッ―――!」

「だが、俺はそれすら上回る」

 奏の次にターゲットにしたのは司だった。
 一撃、二撃と、繰り出された攻撃を司は何とか防御する。
 しかし、続けられる攻撃はシュラインでは防ぎきれない。
 よって、障壁を張ったが……威力を減衰させるに終わり、吹き飛ばされた。

「なっ!?」

 ほぼ直感だった。
 帝は、奏と司が連続して吹き飛ばされたのを見た瞬間、次は自分だと確信した。
 同時に、防ごうと王の財宝から盾を展開する。

「がぁっ!?」

 威力を減らすという意味はあった。
 しかし、防ぐことは出来ずに吹き飛ばされる。

「っづ……!くそ……!」

 吹き飛ばされた三人は、先程弾幕を躱す前の場所に戻っていた。
 散開したのを押し戻すように、ジャントは三人を吹き飛ばしたのだ。

「速すぎる……!」

「限界以上の強化をすれば、その分相手も強化されるって事……!」

 こちらの力量を上回る性質。
 そんな性質に、三人は完全に翻弄されていた。









「っ……!」

 五つの勢力に分断され、他の四つで戦闘が開始されたのを、ソレラは肌で感じていた。
 そして、目の前に自身が戦う相手が降り立つ。

「……はぁっ!」

 直後、ソレラの手にRPGなどで女神が持つような、神聖な杖を握る。
 そのまま、理力を弾幕として放ち、敵にぶつける。

「まだ……!」

 さらに被せるように、弾幕だけでなく砲撃も追加する。
 その
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ