第7章:神界大戦
第203話「神界の洗礼」
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り出される連撃。
司の魔力弾や砲撃魔法と、爆発的な身体強化による超高速の刺突。
そして、帝の武器群と投影魔術による矢の攻撃。
それらを、ジャントは的確に捌いていく。
「はっ!無駄無駄無駄ァ!いくらスピードを上げたとて、俺を超える事は出来ん!」
「ちっ、本当、チート過ぎるぞ!」
追いつくように、干将・莫邪が飛んでくる。
しかし、それらもあっさりと躱され……帝がそれをキャッチ。近接戦に切り替えた。
「吹き飛べ!」
「ッ、散開!」
直後、ジャントは三人の攻撃を転移で躱す。
さらにばら撒くように、理力による弾幕を放った。
「遅い!」
「ッ……!?」
そして、三人が避けた所で、ジャントは奏の瞬間速度を“上回った”。
奏の瞬間速度は今の司よりも速い。
その奏を上回ったと言う事は、今この場で誰よりも速い事に他ならない。
「はぁあっ!」
「くっ……ぁあっ!?」
「速い!?」
凄まじい速度で、拳が繰り出される。
直撃はハンドソニックで防いで避けたものの、奏はその猛攻に大きく後退する。
「人間にしてはかなりの速度だったな」
「ッ―――!」
「だが、俺はそれすら上回る」
奏の次にターゲットにしたのは司だった。
一撃、二撃と、繰り出された攻撃を司は何とか防御する。
しかし、続けられる攻撃はシュラインでは防ぎきれない。
よって、障壁を張ったが……威力を減衰させるに終わり、吹き飛ばされた。
「なっ!?」
ほぼ直感だった。
帝は、奏と司が連続して吹き飛ばされたのを見た瞬間、次は自分だと確信した。
同時に、防ごうと王の財宝から盾を展開する。
「がぁっ!?」
威力を減らすという意味はあった。
しかし、防ぐことは出来ずに吹き飛ばされる。
「っづ……!くそ……!」
吹き飛ばされた三人は、先程弾幕を躱す前の場所に戻っていた。
散開したのを押し戻すように、ジャントは三人を吹き飛ばしたのだ。
「速すぎる……!」
「限界以上の強化をすれば、その分相手も強化されるって事……!」
こちらの力量を上回る性質。
そんな性質に、三人は完全に翻弄されていた。
「っ……!」
五つの勢力に分断され、他の四つで戦闘が開始されたのを、ソレラは肌で感じていた。
そして、目の前に自身が戦う相手が降り立つ。
「……はぁっ!」
直後、ソレラの手にRPGなどで女神が持つような、神聖な杖を握る。
そのまま、理力を弾幕として放ち、敵にぶつける。
「まだ……!」
さらに被せるように、弾幕だけでなく砲撃も追加する。
その
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