暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜無限の可能性〜
第7章:神界大戦
第203話「神界の洗礼」
[2/10]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

「はぁっ!」

   ―――“剛力神輿-真髄-”

 明確な殺意を持って、とこよは斧に持ち替えて何度も神を叩き潰す。
 虐殺にしか見えない程、神は潰れていくが……

「……それが、どうした?」

「(やっぱり、意味がない……!)」

 数が多いためか、単に意志が挫けていないからか、神はあっさりと復活する。

「あはははははは!他愛ない、他愛ないぞ!」

「くっ……!」

 さすがのとこよも、多勢に無勢。
 鈴や紫陽と連携を取らなければ、たちまち袋叩きに遭う程だった。

「(さっき潰した分、さらに分裂した……!)」

「もう一度……!」

 さらに数が増え、紫陽が咄嗟にもう一度言霊を使う。
 同じように、神の名を利用して強力な言霊を放つが……。

「……効かない……!」

 今度は、全く無意味だった。

「(意志が重視されるから、言霊も意志次第で簡単に無効化出来るって訳かい……全く、本当にこっちの法則は通用しないね……!)」

 言霊は神界の神相手に相性が悪い。
 そう考えて、紫陽はすぐさま別の霊術に切り替える。

「とこよ、鈴!」

 霊術で大群の退かせる。
 その僅かな間にとこよと鈴は体勢を立て直す。

「ふっ……!」

「はぁっ!」

 とこよは槍に持ち替え、鈴は刀を鞘にしまった状態で、何度も神の大群を弾き飛ばす。
 刃で切り裂いてしまえば、そこから分裂してしまうため、それを避けていた。

「(押し切られる……!)」

 多勢に無勢。そんな状況下で、徐々にとこよ達は追い詰められていく。











「ふっ……!」

「ッ……!」

 一方で、サーラとユーリも猛攻を仕掛けていた。
 だが、相手の神は二人掛かりの猛攻すら悉く防いでいた。
 最も、どちらも限界を出していないので、実力差は決まった訳ではない。

「はぁああっ!!」

 怒涛の連撃がサーラから繰り出される。
 しかし、それだけやっても相手に当たるのは僅か数撃だけだ。
 ほとんどの攻撃は避けられ、当たるのは防ぎきれなかった時のみ。

「このっ……!」

 しかも、それはユーリが援護をしている状態での話だ。
 サーラ単体でも当てる事は可能かもしれないが、二人掛かりでこの様だった。

「(速い……!)」

 偏に、相手の実力が高かった。
 初撃を防いだ事と言い、優輝達やとこよ達が相手にしている神より、サーラ達が相手にしている神の方が強いのだ。

「サーラ!」

「後ろは任せます!」

 ユーリとコンビネーションを取る事で、相手の速度に食らいつく。
 ただ追いかけるだけでは追いつけないため、受け身の態勢を取り、攻撃
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ