第六話
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笑顔を見せてくれた。
……あぁ、この子なら大丈夫だと、悟った。
「…………ラルトス。僕のポケモンに、なってくれないかな……?」
「ぴー!」
これが、僕の最高の相棒、ラルとの出会いだった。
─数時間後─
「やれば出来るじゃん」
僕とユウキくんは、百二番道路をてくてくと進んでいた。お昼までに、トウカシティまで帰っておこうという算段だった。
「あのラルトス、僕の言いたいことをわかってくれてたみたいでした……それでも、あんな風に笑ってくれるとは思いませんでしたけど」
「ま、人のことを嫌う嫌わないはポケモンによるからな。あのラルトス、そーとー図太い神経してるのかもな」
そんな風に軽口を叩いたユウキくんは、おもむろに辺りを見渡していた。
僕もそれにならって辺りを見渡した。やはり、昨日とは違い、至る所からポケモンの気配がした。
「しかし、昨日はなんだったんだろうな。あれだけポケモンが出てこないなんて──」
「──さっさと動けやテメェ!!」
ユウキくんの言葉を遮るように辺りに響く罵声。
僕とユウキくんは、思わず声のした方を見た。
「はい!ルチア、すぐに行きます!」
そこには、黒と白のTシャツを着て、青いバンダナを頭に巻いた男女が数人と、その人たちから少し離れたところで、重たそうな荷物を持った女の子がいた。
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