暁 〜小説投稿サイト〜
ポケットモンスター〜翠の少年の物語〜
第六話
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
笑顔を見せてくれた。
 ……あぁ、この子なら大丈夫だと、悟った。

「…………ラルトス。僕のポケモンに、なってくれないかな……?」
「ぴー!」

 これが、僕の最高の相棒、ラルとの出会いだった。






─数時間後─





「やれば出来るじゃん」

 僕とユウキくんは、百二番道路をてくてくと進んでいた。お昼までに、トウカシティまで帰っておこうという算段だった。

「あのラルトス、僕の言いたいことをわかってくれてたみたいでした……それでも、あんな風に笑ってくれるとは思いませんでしたけど」
「ま、人のことを嫌う嫌わないはポケモンによるからな。あのラルトス、そーとー図太い神経してるのかもな」

 そんな風に軽口を叩いたユウキくんは、おもむろに辺りを見渡していた。
 僕もそれにならって辺りを見渡した。やはり、昨日とは違い、至る所からポケモンの気配がした。

「しかし、昨日はなんだったんだろうな。あれだけポケモンが出てこないなんて──」
「──さっさと動けやテメェ!!」

 ユウキくんの言葉を遮るように辺りに響く罵声。
 僕とユウキくんは、思わず声のした方を見た。






「はい!ルチア、すぐに行きます!」






 そこには、黒と白のTシャツを着て、青いバンダナを頭に巻いた男女が数人と、その人たちから少し離れたところで、重たそうな荷物を持った女の子がいた。



[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ