暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第50話 節乃食堂で実食、これが幻のセンチュリースープ!
[5/10]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
だからこそなのだろう。
「あっ、明るくなりましたね」
店内に明かりがつき、私は改めて店内の中を見てみる。そこは何というか昔イリナに見せてもらった下町の人情物のドラマに出てきた昔ながらの食堂というものか?それがあった。
「なんて言うか、意外ね。もっとスゴイ場所を想像していたわ」
「ええ、どこにでもある食堂ですわ」
「リアスさん、朱乃さん。料理人にとって一番大事なのは料理ですよ、見た目の豪華さなんて二の次です。どこにでもある道具で最高のフルコースを客に提供する。それが料理人『節乃』なんですよ」
イッセーの言葉を聞いて私は、優れた道具ばかりを使いこなしても駄目なのだなと思った。道具に頼るのではなく自身の腕だけで勝負する……節乃殿は料理人という名の戦士なのだな。
「どーじょお掛けを!!お客様!!」
机をバンと叩いた節乃殿の目は強い闘志で溢れていた。
「今回は珍しくあたしゃの『フルコース』の予約ではなく『スペシャルメニュー』の予約じゃったな、イッセー!」
「ああ!皆、座るぞ!今から俺達は大地震が来ようと隕石が落ちてこようと絶対に食事を止めることはない!」
イッセーもかなり興奮しているらしく息を荒くしている。私達も緊張と期待で体が震えていた。
「伝説のスープをご馳走しよう……」
きっと素晴らしい時間になる……私達はそう思いながら席に着いた。
―――――――――
――――――
―――
節乃殿が調理を開始してから数分が過ぎた。私は料理はしないが今目の前にある光景が相当凄いものだとは感じるよ。何が凄いのかと言うと……
「なんて早さで調理しているんでしょうか……一人で10人分の作業を当たり前のようにこなしていますが雑さは一切なくとても丁寧な調理をされています」
小猫の言う通り節乃殿の調理は恐ろしく速い。祐斗やイリナを超える速さで作業をしているがそれらはとても丁寧で見ているだけでため息が出るほど美しい。
「皆、水でも飲んで待っていようぜ」
イッセーがお冷を入れてくれた、ちょうど喉も乾いていたことだし頂こうか……!?ッな、なんだこの水は!?ミネラルウォーターなど足元にも及ばない美味さだぞ!?
「その水はアクアマウンテンで沸いた水『エアアクア』だ。喉越しの良さはこの世界でも5本の指に入るくらいの高級な水さ」
「そ、そんな高級品をお冷感覚で出せるなんて凄いわね」
うむ、お冷でこのレベルなら出てくる料理は一体どんな物なのか想像もつかないな。
「全部は分からないですが貼ってあるメニューも高級食材ばかりですね。とっても凄いです」
「流石は美食人間国宝と呼ばれる節
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ