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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第50話 節乃食堂で実食、これが幻のセンチュリースープ!
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族はいないからイッセーがどれだけ節乃殿を慕っているのかが分かるんだ。私もイリナやシスター・グリゼルダがいるからな。
「節乃お婆ちゃんには料理の仕方も教わったんだ。といっても基本的な事だけをな」
「イッセーは筋がいいから料理人としてもやっていけたと思うぞ」
「ははっ、それでも俺は美食屋になるって決めたからな。お婆ちゃんには悪いとは思っているけど……」
「ええんじゃよイッセー。自分の人生は自分で決める。おぬしがその道を選んだのなら構わず突っ走っていけ」
「ああ、勿論だ」
本当に仲がいいのだな、イッセーの浮かべる笑みはとても柔らかなものになっている。
「そういえば先輩は節乃さんの食堂に行くために予約をしていたって聞きましたがどういう事なんですか?」
「節乃お婆ちゃんの店は予約制でな、各国の大統領や有名な資産家がこぞって予約待ちしているから10年は待たないといけないくらいさ。俺も4年待ったからな」
「4年!?思い立ったら吉日の貴方にしてはよく我慢できたわね……」
「我儘言ってお婆ちゃんを困らせるわけにはいかないしそういうルールだからな」
小猫の質問にイッセーは予約制である理由を話した。しかし10年か……そんなにも待ってでも食べたいと思う彼女の料理……一体どのようなものなのだろうな。
「そういやお婆ちゃんは昔コンビを組んでいたんだっけな。もしかしてその相手は親父なのか?」
「いや、あたしゃがコンビを組んどったのはノッキングマスター次郎じゃよ」
「ええっ!?あの次郎さんとですか!?」
「なんじゃおぬしら、ジロちゃんを知っているのか?」
「はい、私達は次郎さんに命を救ってもらったことがあるんです」
「ほう、それは面白い縁じゃのう」
イッセーは節乃殿にコンビを組んでいたのは一龍殿かと尋ねる、それに対して彼女は違うと言い次郎という名の人物を話の話題に出すとアーシアが驚いた表情を浮かべた。
どうやらアーシア達は前に次郎という人物に会ったことがあるそうだ。ノッキングマスター次郎……私はあったことはないがあの一龍殿の兄弟弟子の一人だと前に聞いた。一龍殿の弟弟子ならば絶対に強者のはずだ、間違いない。
「ジロちゃんとは随分と長い間コンビを組んどったぞぉ。ジロちゃんが捕獲してあたしゃが調理する、二人でグルメ界に行ったりもした……うふふ、恋もしたねぇ……?」
「もしかして次郎さんとはそういう仲なんですか?」
「うふふ、ひ・み・つ・じゃ?」
「キャー!気になるわー!」
私以外の女性陣はコイバナ?なるものを話して盛り上がっていた。恋か、私には縁のない話だな。
「ふふ、全部昔の話じゃよ……さてと、着いたぞ」
節乃殿に案内されて着いたのは町の中心から離れた
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