第九十一話 内政の者達その十一
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「こっちで開発してな」
「しかも安くやな」
「造れる様にしていくわ」
「頼むで」
房江は若山に言った、そのうえで自分達が今いる彼女の部署の中を見まわしてそうして言うのだった。
「家や建物も大事や」
「そやな、ほんまに」
「それでや」
だからだというのだ。
「うち等もな」
「政頑張ってくな」
「そうするわ」
こう話してだ、そしてだった。
房江も頑張っていた、その彼女も他の部署に行くことがあった。今彼女は牧場にいてそこで牛や羊を観ながら美奈代と話をしていた。
「ほな家畜の住む場所は」
「そういう風に頼むわ」
美奈代は牛達の周りの犬達を見つつ話した。
「それぞれの家畜でな」
「別の建物やね」
「そぅしてもらうわ、牛は牛でな」
美奈代はさらに話した。
「豚も鶏も馬も羊もな」
「それぞれやな」
「分ける、これはな」
「うち等の世界のままやな」
「そや、牧場をあちこちに設けてるけど」
「どの牧場もやな」
「そうしてく、それで乳製品も卵もお肉もや」
そうしたものとをだ、美奈代は房江に産業のことも話した。
「どんどん作ってくで、お肉は生でもええし」
「燻製とかにしてもやな」
「美味しいからな」
それでというのだ。
「そっちも作る、それと羊毛もな」
「羊の毛も色々使えるからやな」
「そっちも作ってるわ」
「大々的にやってるんやな」
「それで産業にしてるわ」
その様になっているというのだ。
「酪農もしっかりせんとな」
「牛乳もお肉も食べられへんしな」
「あと羊毛の服とかもな」
これもというのだ。
「ないさかいな」
「そやからやな」
「こっちの世界でも木綿や麻や絹作ってるけど」
「それだけやないな」
「こっちの世界の日本は羊毛も頑張ってるで」
こちらの生地もというのだ。
「しっかりとな」
「自分がそうしてるんやな」
「そや、それでこっちもええ牧草や品種取り入れて技術もな」
酪農に使うそれもというのだ。
「導入してるで」
「そやねんな」
「新しい技術をどんどん取り入れてな」
そうしてというのだ。
「頑張ってるで、そやから自給自足もな」
「出来てるんやな」
「こっちの方でもな、実は私等が起きてる世界でもや」
美奈代は房江に自分達の本来の世界の話もした。
「結構な」
「日本は自給自足出来てるやろ」
「知ってるか、最近統計の仕方あらためたらな」
「それがわかったんやったな」
「そやねん、それどころかな」
自給自足率が極めて低いと思われていた、つまり農業は甚だ心もとない国だと思われていたがというのだ。
「世界トップクラスの農業国やった」
「それが現実やな」
「酪農でもな」
「そもそもスーパーとか行ったら日本中の食べものあ
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