第七千七百四十二話 今では日本だけ
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第七千七百四十二話 今では日本だけ
本当に世界中、それぞれの文明の統治者として存在していた皇帝ですが今ではどうかといいますと。
「もう一人しかいないからな」
「日本だけになったある」
中国がアメリカに応えます。
「二十世紀にどんどん減ってある」
「今ではあの人だけだな」
「今思うと惜しいことをしたか」
ドイツは真剣に言いました。
「ヒンデンブルグさんは帝政の復活を望んでいたが」
「遺言だったよね」
イタリアがドイツの発言に指摘を入れました。
「そうだったよね」
「だがそれは無視された」
「あの人にね」
その人こそアドルフ=ヒトラーでした。
「それで復活しなかったね」
「復活したらどうなっていたか」
「あの戦争もね」
「二十世紀は共和制が流行したが」
「それで俺達の殆どがそうなったけれどね」
ここにいる顔触れでは君主制はイギリスだけです、気付けば皇帝どころか君主さえ減ってしまっていました。
第七千七百四十二話 完
2019・5・4
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