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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二百五話
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「エレン! リム! 無事か!?」
「あ、お姉ちゃん」
「お兄さんお早うございます」
二人が両手を解くと、魔力…サイオンの活性度が徐々に下がる。
「何があった?」
「お兄さんみたいな猫耳の人が居たので声をかけたら襲われたので、応戦してました」
俺みたいな…?
障り猫の事か…?
「お前達こんな所で何してた? ヴィッサリオンから聞かなかったのか?」
「「なにを?」」
「何って…さわ……カースキャットだよ」
「「?」」
聞いてないだと…?
「よし、質問を変えよう。お前ら何時に家を出た?」
「七時少し前くらいです」
「なんでまたそんな時間に…」
「久しぶりにお姉ちゃんの朝ごはんが食べたかったの!」
「あ……そ…」
なんかどっと疲れた気分。
「まぁいいや……取り敢えずウチ来い」
束さんが授業してるからほぼ毎日来てるけど、こんな朝早くに来てるのは初めてかもしれない。
いや、まぁ、シルヴヴァインの仕事(主に対各国諜報部員)が忙しいときとかは俺の家に泊まったりもするけども。
そういえば、最近当たり前になってたけど、箒の奴完全に居付いてるよな…。
たしか一月以上神社に帰ってなかったはずだ。
「お兄さん、さっきのは何ですか?」
「下着姿の猫耳女子高生……もとい、障り猫だ」
「さわりねこ………さわり……障り? 障害の障?」
「そうそう」
「だからカースキャットなんですね。霊障の猫、障り猫」
お前ら日本語堪能だな。
「お前らシュユって字かけるか?」
「しゅゆ? フェムト?」
「かけますよ」
須臾、とリムが空中に焔で字を書いた。
「器用だな。お前」
「箒お姉さんに習いました。焔で陣を描けば後で消す必要が無いから楽だとか」
箒がやりそうなことだ。
あいつ陣を描く為だけの魔法いくつも持ってるもんな…。
殆んどが認識干渉結界系だが。
歩いて家に帰ると、ちょうど箒が起きた所だった。
「おはよう、一夏」
「おはよう箒」
「…………………………………………」
何故か箒が俺をじっと見つめている。
「?」
「なぁ、一夏」
「なに?」
「なぜお前はネグリジェのままの格好で外を出歩いているんだ?」
「ふむ」
うん。着替えるの忘れてたな。
「おい、お前ら何で言わなかった?」
「かわいかったから」
「眼福でしたよ」
「ジーザス………」
結局、GW中にそれ以上障り猫とやりあうことはなかった。
せいぜい暦さんに助言した程度。
さて、修学旅行楽
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