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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第125話:Glide Armor
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ットとホーミング弾が同時にストンコングの剣に当たり、ストンコングの腕を動かした程度で剣は強化されたチャージショットを受けてもビクともしない。
「特殊加工した超硬度岩石か…!!」
想像以上の硬さに表情を歪めるエックス。
「ほう?見破ったか。流石はあのシグマから幾度も世界を救った蒼き英雄よ。」
「……1つ聞きたい、やり方に問題はあったとは言え曲がりなりにも人々を守ってきたお前達が何故こんなことをするんだ!?仲間だったはずの彼の意思を無視してまでこんな……」
エックスの問いにストンコングは少しの沈黙の後に口を開いた。
「………我らは…既に道を違えてしまった。ならば後は己の信念に従い、突き進むまで」
「その先にあるのが破滅だとしてもか!?」
「無論!我が戦いは偽りの策謀家の為ではない!!レッドへの忠義のため!!違えた道の先にあるのが破滅の未来だとしても突き進むのみ!!」
再び振り下ろされる剣をエックスはかわしながらショットを連射するが、全て盾に防がれてしまう。
「我が盾にこの程度の攻撃は通じん!!エックス殿!あの時の貴殿の力はこんな物ではなかったはず!!」
「…っ!うおおおお!!」
渾身の一撃を繰り出すが、ストンコングをいくらか押した程度で本人は無傷だ。
「っ…我をここまで押すとは…」
「エックスばかり見ていて良いのか?」
「ぬう!?」
ゼロがストンコングとの距離を詰めると、セイバーによる斬撃を浴びせる。
「(やはり奴の得物が超重量なだけあって威力は凄まじいが行動に移す動作に隙があるな)」
そこを突けば勝てると踏んだゼロはエックスとの連携で仕留めようとするが。
「我が手の内を全て見せたと思わんことだな」
ストンコングは中央の大きな柱に飛びつき、剣を納めて両腕を振り上げたかと思うと、その両脇に巨大な岩が出現する。
「あれは!?」
「馬鹿な、一介の剣士にこんな真似が…!!」
エックスがチャージショットを放つが、岩はストンコングの剣と盾と同じ岩石のようで弾かれてしまう。
「我は力を手に入れた。戦いの為の力を!!その力を出し尽くし、強者を討ち取るのが我が生きる証!!貴様と同じく!!」
「先程言ったはずだ。俺は戦いのために戦っているのではない。例えそのために俺が造られたのだとしてもだ!!」
ゼロはセイバーを何度も振るうが、岩を破壊出来ないことを悟るとエックスの腕を掴んだ…その瞬間に岩が爆発した。
ストンコングは己の必殺の一撃が決まったことに腕を下ろして安全な位置に着地する。
「…これが英雄と武神の力…か…紛い物の力をアクセルを利用してまで得た我に…強者を与えてはくれんと言う訳か…」
自業自得かと自嘲するス
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