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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第125話:Glide Armor
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もしお主の創造主に会えたとしたら…どうする?』
「俺を造った奴に…?」
『勿論、もしもの話じゃ』
「…………」
ライト博士の言葉にゼロはしばらく黙考した後に口を開いた。
「正直、俺を造った奴には言いたいことは数え切れないほどにある。地球のこの惨状の一因は俺の体にあったプログラムが原因なんだからな…」
「ゼロ…でも…」
「分かっているエックス」
エックスの言葉を遮って、ゼロは話を進める。
「だが、そいつのおかげでエックスやルイン…アイリスに会えた。そしてこの出会いと今までのことがあったから今の俺はここにある。憎いと思う部分あるが、感謝している部分もある。」
『そうか…』
「……それでは失礼します」
一礼して去っていくゼロにエックスも慌てて一礼した後にゼロを追い掛けた。
『…だそうじゃぞワイリー?』
振り返るとそこにはゼロの生みの親であるワイリーが顔を顰めながら腕を組んでいた。
『ふん…ロックマンの後継機やその模造品共と馴れ合っただけでなくロックマンに最も近い娘を妻にまでしおって、わしに逆らったりしたフォルテやゴスペル以上の親不孝者じゃな』
『…良いではないかワイリーよ。もう過去のことは忘れて息子達を見守ろうではないか…わしらはただ息子達が幸せになることを祈る…それだけで良いではないか…お主とて最後の息子であるゼロに不幸になってほしい訳ではあるまい?お主に何度も逆らったフォルテやゴスペルさえ見捨てなかったお主じゃからな』
『…ふん』
鼻を鳴らしながらワイリーのホログラムは消え、ライト博士も苦笑しながら姿を消した。
そしてエックスとゼロは前進し続け、ディープフォレストの最奥に控えていた戦士と対面した。
「できるな…」
姿を見ただけで、ゼロは相手の強さに気付く。
大きな背からは、強者の気を感じられる。
「ゼロと言ったか、この世で最も優雅に舞う武神よ。我が名はストンコング。戦いの中にしか己を見出だせぬ。貴様と同じだ」
「一緒にしないでもらおう。俺は戦いが全てだとは思っていない。」
ストンコングの言葉に対してゼロは表情を歪めながら答える。
「否っ!!我は貴様ほど純粋な戦闘型レプリロイドを見たことはない。…ここからは、戦いの為の戦い!参られよっ!!」
ストンコングは巨体に似合わぬ身軽さでこちらに剣を構えて突撃してくる。
「チッ!!」
予想外の動きに反応が遅れたゼロはセイバーで受け止めるが、あまりの重量に押されてしまう。
「(ぐっ!何て重さだ。こんな物を片手で使えるとは…こいつはやはり…!!)」
「ゼロ!!」
ゼロの援護をするべく、エックスはチャージショットを放つ。
チャージショ
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