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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第124話:RUIN SHADOW
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即座にチームを組むアクセルとルナはライドチェイサーで夜の街を疾走し、高速のチェイサーは真夜中の静かな空気を行く手を阻む壁となる。

その時、ルナの通信機に通信が来ると2人は一時ライドチェイサーを停めた。

「こちらルナ」

『はい、こちらパレットです。ルナ、えっと…アクセル…は近くにいる?』

「僕のこと?」

「おっと」

アクセルは身を乗り出し、ルナの腕の通信機にぐっと顔を近づけるとルナが少しよろめくが、ルナもパレットからの通信に耳を傾ける。

『アクセルには通信機は内蔵されてますか?』

「え?勿論されてるよ」

『じゃあこれからの任務のために、私達との周波数を合わせて欲しいんです。連絡が取れないと困りますから』

「周波数か、分かったよ」

『周波数はですね…』

頷いたアクセルは、パレットの指示通りに周波数を合わせ、アクセルが通信機を起動させると、すぐにパレットの音声が入る。

『……よし、大丈夫そうですね。私も初めての指令室でのオペレート、頑張ります!!アクセルもハンターになるための初任務、頑張って下さい!!』

「うん、ありがとうパレット。」

応援してもらって嬉しいのかアクセルは破顔した。

微笑ましいやり取りを見ていたアイリスは隣で微笑んでいたが、アクセルにある質問をするためにアイリスは仕事仕様の真剣な表情と声音に切り替えた。

『ところでアクセル。あなたに聞きたいことがあるの』

「うん、何?」

『さっきのレッドアラートからの通信をいくら解析しても、発信源が割り出せなかったの。多分、特殊なステルスを使ってるのね……そこで、各地のイレギュラーを捕まえながら同時進行でアジトを探ろうと思うんだけど……アクセル、 大まかでいいから場所の説明を出来ないかしら?』

アイリスの問いにアクセルは、肩を落とした。

「実は、僕が抜け出してきたのは旧アジトなんだ。昨日、レッドから“明日、新しいアジトに移る”って言われて、慌てて抜け出したんだよ。新しいアジトは空中要塞らしくて、 みんなは隠してたみたいだけど、薄々気付いてたから…」

アイリスやパレットも傍で聞いていたルナも、一瞬息を飲んだ。

『空中要塞……!?バウンティハンター達がそんなものを……』

「多分、僕が逃げ出したからさっさと引っ越しちゃったんだね」

アクセルはあっけらかんとしていたが、ルナはその言葉の中に含みを感じた。

まるで、レッドアラートはアクセルが抜け出すことを予想し、そしてそれを阻止しようとしていたかのような言い回しだ。

「ごめんね、役に立てなくて……」

『……そういうことなら仕方ないわ。引き止めてごめんなさい。気をつけて2人共』

『私は2人のオペレートを主に
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