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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第124話:RUIN SHADOW
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「奴の武器のでかさを考えると銃自体もでかくなる。その銃、スピンホイールはバレットと同じ感覚で撃てる。ここでの試射は勘弁な」

「うん。ありがとう」

「ところで持ち運びはどうする?」

「あ、大丈夫。変身の応用で武器を粒子化出来るから」

「お前も出来るのかよ」

こうして同じコピー能力を持つレプリロイドの2人は会話を弾ませていく。

「失礼しまーす!!」

部屋にパレットが勢い良く入ってきた。

「よし、帰れ」

「いきなり何!?私はルナじゃなくてアクセルに用があって来たの!!」

「この部屋はてめえが入ってきて良い場所じゃねえんだよ!!さっさと帰れ!!」

「ふーん!アクセルに用がなかったらこの部屋には来ませんよーだ!!」

「この凸野郎!!上等だ!表に出ろ…」

「待って待って待って!!少し落ち着きなってば2人共、喧嘩してないでさ。それでパレット、僕に何の用事?」

バレットを抜こうとしているルナを制してパレットに向き直るアクセル。

「そうそう、アクセルにプレゼントです。この特殊武器データを使ってください!アクセル用に調整したんですよ!!」

データチップをアクセルに差し出すパレット。

「特殊武器データ?」

「はい!イノブスキーって人の特殊武器を参考にした武器でバレットの銃口からリング型のエネルギーを発射出来るようにしたんですよ!!アクセルのバレットは私のバレットと同じで取り回しと連射性能に優れてるようだからこういう武器にした方がいいかなって」

「へー、僕のバレットに組み込めば良いの?」

「はい、名付けてホイールショットです。上手く使って…」

「待て待て待て待て待てええええい!!」

アクセルのバレットに組み込む方法を教えようとするパレットにルナが割り込む。

「…何?」

「何?じゃねえだろ!!何、アクセルに余計な物渡してんだ!俺が渡した銃があるだろ!!」

「銃?へえー、ルナらしいアクセルの長所を潰すような武器ね」

「何だとてめえ!?てめえだってどうせチマチマチマチマ嫌らしい攻撃しか出来ない武器をアクセルに渡してんだろ!?」

「その言い方はないでしょ!?アクセルは機動力が高いから高い機動力を殺さない取り回しと連射性能に優れた武器を渡すのは当然でしょ!?」

「確かにアクセルは機動力が高いけどな!その分使ってるバレットの火力低いんだよ!!だから他の武器は高威力の武器を持たせるんだよ!!戦い方にだって幅が出来る!!」

2人の言い分はどちらも間違ってない。

パレットの言うように使い手の長所を潰すのは言語道断だし、ルナの言うように様々な銃を持たせることで戦い方に幅を利かせるのも大切だ。

「(え、ええ〜?この場
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