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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第124話:RUIN SHADOW
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「そうね」
「私はルインさん初めて見ましたけど美人さんでしたね〜。大人なエイリア先輩や淑やかなアイリス先輩とは違うタイプのクールな美人さんですね!!」
「ル、ルインがクールな美人?」
「クールな美人…あの子がね…」
「あれ?違うんですか?」
「僕も初めて見たけどパレットが言うような感じじゃないの?少し怖い感じがしたけどさ、ゼロみたいにクールで綺麗な人だったよ?」
パレットの発言にルインの日常の姿を良く知るアイリスとエイリアは微妙な表情を浮かべる。
そしてパレット同様にルインを初めて見たアクセルも大体パレットと同じような印象をルインに抱いたような感じだったらしい。
「うーん、俺もルインとはそんなに接点はねえけど。クールな美人ってのはあいつのイメージからかけ離れてるんだよなあ。ルインって結構喜怒哀楽がハッキリしてる奴で決める時は決めるけど、普段はぽややんとしてる奴で、どっちかと言うと……この中ではアクセルに近い性格してる。オンとオフの差が激しいとことかさ」
腕を組みながら呟くルナにエイリアは同意するように頷いた。
「確かにルインはアクセルに近い性格かもね。ルインはゼロとは対照的な性格よ。でも明るくて優しい性格だからみんなはあの子を可愛がったり、慕うんだけどね…」
「ふ、ふーん…じゃあ、あれって偽者?」
「そんなに違うなら絶対偽者さんですよ!!」
「うーん、そればっかりは間近で実物のルイン・シャドウとやらを見ないことにはな」
現時点ではどうしようもないため、取り敢えず今はレッドアラートの暴走に対処することにした。
自室を目指して通路を歩く2人だが、ふとアクセルは伝えていないことがあるのを思い出した。
「そうだ。言ってなかったよね?僕がレッドアラートを抜け出した理由を」
「ん?」
少しだけ視線を送ったルナの目に映ったのは、白い光に包まれるアクセル。
次の瞬間、彼の姿はアクセルではない別のレプリロイドの姿になっていた。
「レプリロイドの姿や能力を、そっくりそのままコピー出来る」
居たのはアクセルとは似ても似つかない緑色のレプリロイド。
機械的な声に混じって少年特有の高い声も聞こえる。
もう一度白い光を放ち、ほぼ一瞬後に元のアクセルの姿に戻った。
「…でも、完璧じゃないんだ。コピーショットを使っても、完全にコピー出来るのは、僕に似た大きさのレプリロイドじゃなきゃ駄目みたいなんだ。それ以上の大きさだと短い時間しかコピー出来ないみたい」
アクセルはルナの反応を見たが、ルナの表情は驚愕というより意外そうな表情である。
「へえ、驚いたぜ。まさかお前、俺と同じコピー能力持ちとはな」
「へ?」
目を見開くアクセ
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