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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第124話:RUIN SHADOW
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として暴走族を認めるわけにゃあいかんのでねえ!!」
「ぼ、暴走族ぅ!?てめぇ…」
「なあ、アクセル…こいつひょっとしてロードアタッカーズの残党か?」
怒り狂うイノブスキーを無視してルナがアクセルに問う。
「てっ、てめぇ!!あんな雑魚と俺のチームを一緒にしやがる気か!?許せねぇ!!」
『ロードライダーズの方じゃないの?』
「えーっと、覚えてないや。チーム名とかどうでも良かったし」
「ブヒイィィ!!てめぇら…重ね重ねっ!!」
『あ、あの爆弾と敵で最後です』
「「了解」」
アクセル達はイノブスキーの怒声に対して無視を決め込み、黙々と回収を続行する。
「回収完了だぜ!!」
「敵撃破完了!!」
「…上等だオラァ!!」
突然イノブスキーがスピードを上げて2人の遥か先へ行き、それを追いかけるように進めば、道路が分かれ、中心に向かって少し窪んだ円形のフィールドが出来上がっていた。
『うわあ、勝手に改造されてる…』
「これって最終的に修繕費いくらになんのかな?」
「さあ、少なくても僕達ではどうしようもないのは確かだね」
その中心にいるイノブスキーは、ライドチェイサーを降りてフィールドの端に立った2人を指差す。
「タイマンでぶちのめしてやるぜぇ!!まずはどいつだ!!?」
「よし、ここは俺が…」
「いや、僕が相手だ!!」
ルナを制してアクセルが飛び出す。
アクセルの事情もあるとは言えルナはアクセルから見て固有の能力に乏しいレプリロイドのためにホバーやエアダッシュを備えている自分の方がイノブスキーと戦えると言う判断だ。
「上等だアクセル!!」
神速で走り抜けるイノブスキー。
アクセルが感知した時にはイノブスキーは既にアクセルの目の前にいて元々厳つい彼の顔が一層強面になっている。
並の戦士なら硬直して動けないだろうがアクセルは並の戦士ではない。
「速いけど、避けられないわけじゃない!!」
跳躍、そしてホバーで回避はしたがあまりの速さに反撃は出来ない。
「遅えよ!!」
以前の何倍もの速度で走り抜けながら怒鳴る。
「速いな…」
厳ついイノブスキーの見た目に似合わぬあまりの速度にルナは感嘆の声を上げた。
「やっぱり前より速い…!!」
バレットを構えてショットを連射するが、それはイノブスキーに掠りもしない。
「その程度で俺を倒せると思ってんのかアクセル!?」
車輪が地を刔るように走るムービンホイール。
ばら撒かれた武器破壊は手間がかかる。
「ふん、それでも止めて見せるさ。僕の信念の名の下にね」
「信念だとお!?ガキがいっちょ前な口叩くんじゃねえ!!」
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