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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第124話:RUIN SHADOW
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しますから覚えていて下さいね!!』
「了解」
「了解!!」
2人はライドチェイサーに再び跨がり、セントラルサーキットに向かう。
「ところでアクセル」
「ん?何」
「お前、レッドアラートのメンバーだろ?向こうの主力メンバーでここをバトルエリアにするような奴ってどんな奴なんだよ?」
「こんなところをバトルエリアにするようなのはイノブスキーに決まってる」
「イノブスキー……って、確かエックスに突っ掛かろうとした猪野郎だよな?」
「そう、レッドアラート一の熱血漢。体をバイクみたいな形に変えられて、もの凄いスピードを出すよ。攻撃はホイールとかも使うけど…基本突進」
「成程、猪突猛進の馬鹿か…にしてもセントラルサーキットに爆弾仕掛けるなんてイカれた野郎だ」
「何か問題があるの?」
「ああ、セントラルサーキットっていうのはな、シティ・アーベルにある一番大きな高速道路でな。避難や物資の流通にも使われてるんだ。破壊されたら民間人の避難も物資の補給もままならないし莫大な被害が出るんだよ」
「ええ!?それって…」
「ああ、だからかなりやばい…アクセル、お前ライドチェイサーの経験はあるのか?」
「えっと…ライドチェイサーってあんまり乗ったこと無いんだ。仕事でもたまにしか乗らないから」
「分かった。じゃあ爆弾は俺が回収すっから、お前は敵の撃破を任せた」
「OK」
流石にライドチェイサーの操縦経験の少ないアクセルに敵を撃破しつつ爆弾回収の作業をやらせるわけにはいかずライドチェイサーの扱いに慣れたルナが爆弾を回収し、アクセルが敵撃破の作業を担当する。
すると後方から何かが近付いてくる音がして振り返れば、猪を模した姿のレプリロイドが走ってくる。
「イノブスキー!!」
「え?」
バイクのような姿に変形して隣に来たイノブスキーに、アクセルは笑いかけた。
「やあ、“総長”!!元気そうだね。あんたを狩りに来たよ!!」
「て、てめぇ!!レッドに拾われたくせにいぃ!!恩を仇で返そうってかあぁ!?それでも漢かっ?ああ!?」
「うるせえな、おい」
『近所迷惑クラスの声音よね』
大音量の怒鳴り声に、ルナとオペレート中のパレットは顔を顰める。
アクセルは相変わらずのイノブスキーに肩を竦めた。
「そんなに鼻息荒くしなくても……それに、これはある意味、レッドへの恩返しだと思ってるしね」
「ブヒイィィ!!何だとぉ!!?」
「うるせえな…お前が“ヘッド”か?」
「へ、ヘッド〜!?そんな恥ずかしい名前で呼びやがって、総長と呼べ!!」
質問の答えになっていない。
「いや、どっちでも同じだろうがよ。生憎イレギュラーハンター
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