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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
インターミッション〜束の間の休日〜
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ったんだ。っていうか、セレーネ教官って”竜族”らしいけど、今でもあの穏やかで優しくて深窓のお嬢様みたいなセレーネ教官が物語とかで出てくる”竜”にはとても見えないわよね〜。」
アルティナとティータの説明を聞くと目を丸くした後セレーネの顔を思い浮かべて苦笑し
(あの様子ではセレーネ教官の”竜化”を見れば、間違いなくわたし達の予想通りの反応をするでしょうね。)

(アハハ…………そもそも、セレーネちゃんがそこまでする程の相手が現れない方がいいんだけどね…………)
セレーネやツーヤ、そしてミントの”竜化”を見た事があるアルティナとティータはそれぞれ冷や汗をかいた後セレーネ達の竜化を見たユウナの反応について小声で会話をしていた。


「つーか、何で俺まで付き合わされてんだっつーの。」

「もう、同じクラスなんだからたまには付き合いなさいっての。」

「ふふ、ティータさんとユウナさん合作のレアチーズケーキですし。」

「セレスタンさんが淹れてくれたアイスコーヒーとよく合います。」

「いや、大したものだと思う。店とかでも出せるんじゃないか?」

「えへへ、そっかな?けっこう簡単なんだけど。」

「冷蔵庫で冷やす作り方なので今の季節にもピッタリですよね。」
クルトの賛辞にユウナとティータはそれぞれ嬉しそうな表情を浮かべていた。


「しっかし、明日は自由行動日だけど来週末はまた特別演習なのよね。機甲兵教練は水曜日みたいだけど。」

「今までのパターンだと同じ日に演習地の発表があるのか。試験と重なったからかもしれねぇがさすがに急すぎねぇか?」

「そ、そうですね。準備する時間も必要ですし。」

「そう言えばクロスベルでの特別演習からフォートガードでの特別演習までの準備期間を考えると、今回の特別演習は少し早いわよね。」

「僕達が慣れたから、ハードルを上げた可能性もありそうだが…………」

「それでも2日というのはちょっと厳しいかもしれません。」

「まあ、そのあたりも水曜日のお楽しみでしょうね。テストの結果発表もありますし♪」
ユウナ達と次の特別演習について話し合っていたミュゼは話の空気を変える為にある事を笑顔で答え、それを聞いたユウナ達は冷や汗をかいた。
「言わないでってば〜!結構ミスっちゃったし…………」

「あはは、順位の方はちょっとドキドキですね…………」

「まあ、終わった事だ。大人しく結果発表を待とう。」

「ハッ、さすがは優等生。余裕じゃねえか。」
落ち着いた様子でテストの結果を待っているクルトにアッシュは鼻を鳴らして意味ありげな笑みを浮かべてクルトに視線を向け
「そういうアッシュさんも意外と悪くなさそうですが。」

「うん
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