第143話
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たのですか?)
(えっと………エステル達から聞いた話ですけど、かつてのリオンさんは大切な人が人質に取られた為、その人の為に仲間を裏切って仲間と戦ったとの事ですが、敵は洞窟を爆破してその爆破によって洞窟に流れ込んだ海水でリオンさんごとリオンさんの仲間を生き埋めにしようとしたとの事ですが、リオンさんが仲間の人達を逃がす為に仲間の人達を非常リフトに乗せてリオンさん自身は残って非常リフトのレバーを操作して、その後死亡したとの事なんです。)
エステル達の様子を見つめながらナタリアは小声でヨシュア達に訊ね、ナタリアの疑問にヨシュアが複雑そうな表情で答え
(なっ!?)
(なるほど。この場所は彼にとって”因縁の地”でもあった為、その場所に再び来たという事でまたかつてのような出来事があるかもしれないという想像もあった為、冷静ではなかったのですか。)
(うふふ、でも今までの事を考えると”影の王”は間違いなくあのお兄さんにとってかつての出来事をもう一度再現するような戦いを再現するのでしょうね。)
(裏切った際に戦ったかつての仲間達との戦いか…………)
ヨシュアの説明にナタリアが驚いている中、ジェイドは静かな表情でリオンを見つめ、意味ありげな笑みを浮かべたユウナの言葉に続くようにバダックは重々しい様子を纏って推測を口にした。
その後冷静になったリオンはエステル達と連携しながら襲い掛かって来る魔物達を撃破しながら先へと進んでいると、目の前に魔法陣が突然現れた。
「魔法陣……!」
「来るか……!?」
突如現れた魔法陣を見たナタリアとバダックは声を上げて仲間達と共に身構えた。すると魔法陣から仮面を被った東方風の剣―――”刀”を得物としている騎士と白色の犬型の魔獣が現れた!
「騎士と犬型の魔獣…………!?」
「サブノックとオセか。騎士―――サブノックは見ての通り、刀による剣技を得意としているから迂闊に近寄るな。それと犬型の魔獣―――オセはサブノックを援護する為に様々な昌術を撃ってきて鬱陶しいから、後衛はまずオセを潰すようにしろ。―――行くぞ!!」
初めて見る敵達にエステルが表情を引き締めている中リオンはエステル達に助言をした後エステル達と共に戦闘を開始した―――!
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