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人理を守れ、エミヤさん!
挨拶代わりだねジャックさん!
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「――やってくれる。今ので二千は死んだか」

 男は即座に森に逃げ込んでいく。一度も白兵戦を行わず、射撃と奇策による小細工のみに徹して。
 だが……。

「そちらは袋小路だぞ。逃げ道はない……さあ、どうする? 雑魚に討たれるか、私に殺されるか……末路を選んだようなものだぞ」

 手負いの女王は、しかし全くそれを問題としているふうでもなく。ケルト戦士らを先に行かせ、自身もまた嬉々としてそれを追った。

 ――傀儡など幾らでも殺せ。だが私は見たぞ。酷い顔色だった。……どれほど持ちこたえられる?

 ペンテシレイアに兵の被害を気にする了見はない。幾らでも使い潰してやろうと残忍に嗤った。









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