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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第123話:AXL
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こう言う時ほどルインがいてくれればと思うが、それを聞いたアクセルに1つのアイディアが浮かんだ。

「(人手不足!!)」

彼の頭に名案が閃く。

「そうだ、僕をイレギュラーハンターにしてよ!!こう見えても得意なんだイレギュラーハント、ルインって人の代わりになるだろうし、僕はレッドアラートのメンバーのことなら知ってるから任せてよ!!」

「ああ、そう言えばお前結構強かったよな。共同戦線張った時も速かったし。なあ、エックス?」

「そうだな…彼は少し視野が狭いのが気になるが、戦闘力…特に機動性能が高い。イレギュラーハンターの部隊制があった頃なら…17部隊入りも有り得たかもな」

「ほう」

第17精鋭部隊はかつてエックス、ゼロ…現在行方不明のルインが以前所属していた部隊だ。

読んで字の如く、VAVAやフレイム・スタッガーと言った問題児こそいたものの、腕利き揃いでエックスが隊長を勤めた時期もある。

余談だが、ゼロは17部隊を抜けた後、第0特殊部隊、通称忍び部隊の隊長になっていた。

ハンターの数の激減で部隊制が解体された今となっては“元”がつくが。

「なあ、エックス。アクセルの加入は俺達にとってメリットがあるんじゃねえか?1人でも強い仲間が欲しい時だろ今は」

ルナの言葉にエックスはアクセルを見定めるように見ると口を開いた。

「そう、だな…彼はとても真っ直ぐでいい目をしている。」

「エックス…!!」

「だが、アクセル。ハンターというのは簡単に務まるような仕事じゃない。非常時にも最善の判断が出来る冷静さと敵に屈しない強さ。そして命をかけて人々を守る心が無ければ務まらない。君にそれがあるか?」

鋭い視線で言うエックスにアクセルも強い視線で返す。

「分からないよ…でも、僕はエックス達に憧れてここまで来たんだ。僕の罪滅ぼしのためにもイレギュラーハンターになりたいんだ!!」

アクセルの言葉に彼の強さを見出だしたエックスは溜め息を1つすると苦笑を見せた。

「覚悟はあるか…分かった。シグナス…」

「うむ、ただし今はイレギュラーハンターにしようにもハンター試験を受けさせる暇がないため保留の形にしてお前は民間協力者という立場になるが、構わないな?」

「勿論!!ハンターにしてくれるの…約束だよ!!」

「よし、そうと決まったらおかしくなったレッドとレッドアラートの奴らをぶっ倒してやろうぜ!!」

ルナの声が小気味良く指令室に響き渡り、そしてアクセルを加えたハンター達が出撃する。
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