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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第123話:AXL
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している戦闘型メカニロイドのメガ・スコルピオに追われていたんだ。取り敢えず事情を聞くために連れてきた」
「ご苦労だった。では、アクセルと言ったな?まずはレッドアラートの戦闘員であるお前が何故レッドアラートが所持しているメカニロイドに追われていたのか…その理由を教えてもらおう」
エックスに労いの言葉をかけるとシグナスはアクセルに事情を聞くことにした。
「…逃げ出して来たんだ。レッドが…レッドアラートが変わっちゃったんだ。昔は悪い奴にしか手を出さなかったのに、今はただの殺し屋集団…もう耐えられなかったんだ。」
悲しみと怒りで拳が震え、握り締めた親指が痛くて、しかしアクセルはずっと拳を固くしていた。
こんな痛みで根を上げぬ程にアクセルの苦しみは大きかった。
そんな時、隣から差し出された手がそれを止めた。
「え?」
「そんなに握り締めたら手を痛めちゃいますよ。銃を使うなら手は大事にしないと」
パレットは笑顔でそう言うとアクセルは少し戸惑うが礼を言うことにした。
「え?あ、うん…ありがとう…えっと、君は…?」
「私はパレットです。エイリア先輩の後輩で、つい最近この司令室でのオペレートを任せてもらえるようになったオペレーターなんですよ」
「何だパレット。いたのかよ」
「いますよ!!私だってオペレーターですからね!!」
「けっ、へっぽこオペレーターの間違いだろが」
「コホンッ、お前達…喧嘩は止めろ」
最早ハンターベースの日常風景となっている喧嘩にシグナスは咳払いを1つして止める。
それを苦笑しながら見ていたアイリスはアクセルを見遣りながら少しだけ思考する。
レッドアラートは、レッドが率いる非合法組織。
彼らに利用されていたというのなら、アクセルが組織の重要人物であることは察しがつき、それにアイリスはゆっくりと呟く。
「総監、彼は恐らくレッドアラートの重要人物です。ですから逃げ出したアクセルをレッドアラートのレプリロイドが見逃すはずがありません」
「最近のレッドアラートのやり方は問題がありすぎる。流石に市街地に大型メカニロイドを投入してきたとあってはイレギュラー認定は避けられんな」
「しかし、俺は少し疑問を感じるよ。少なくともあの時に会ったレッドは見境なく人を襲うような男には見えなかった…」
実際に会ったことのあるエックスは最近のレッドアラートの暴走に奇妙なおかしさを感じていた。
その時、司令室のモニターがザッと音を出し、全員がモニターに視線を向ける。
「エイリア、何が起こった!?」
「発信源不明の通信よ。画像全モニターに出力するわ!!」
少しして砂嵐の画面に画像が映し出された。
右目に深い傷が走り、精悍で堂
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