暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第123話:AXL
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ルピオの鋏を粉砕し、アクセルをすれ違い様に引っ張り上げたのだ。

「エックス!?」

「お前は確かレッドアラートの戦闘員だったな。何故お前がレッドアラートが所持しているメカニロイドに追われているんだ?」

「えっと…実は…」

どう説明しようかとアクセルが頭を悩ませるが、メガ・スコルピオが光弾を放ってきた。

「くっ、事情を聞こうにもこれでは無理か。アクセル、捕まっていろ」

ライドチェイサーのブースターを噴かして絶妙な距離を保ちながら安全地帯に向かう。

人気がない場所に辿り着くと、エックスとアクセルはライドチェイサーから降りた。

「まずはあのメカニロイドを処分するのが先だ。アクセル、悪いが手を貸してくれ」

「OK!でもあいつ装甲が滅茶苦茶固いんだ。エックスのバスターでもキツいんじゃないの?」

「いや、そうでもない。この手のメカニロイドには……いや…口で説明するより見せた方が早いな。論より証拠だ」

メガ・スコルピオは残った鋏を振り回し、尾から光弾を放ってきた。

エックスはバスターのチャージをしながら攻撃をかわし、チャージショットをメガ・スコルピオの脚部関節に叩き込んで粉砕する。

そこにショットを連射してダメージを蓄積させ、ダメージを全身に広げる。

「あのメガ・スコルピオがあっという間にやられてる…」

アクセルもショットを放って尾を破壊しながらエックスの戦いを援護する。

「何でもパレット…俺達の仲間が言うには多脚の重量級のメカニロイドは重い体を支える為に柔軟性を損なわないようにしているために関節部分が他の関節部分より脆いらしい。そこを重点的に狙えば威力が低い通常弾でも効率良くダメージを与えられるそうだ。」

そう言いながら精密な射撃で同じ箇所にダメージを蓄積していくと、メガ・スコルピオの強靭なはずのボディに亀裂が入っていき、そこにチャージショットを叩き込むとあっさりと爆散した。

「さて、まずはハンターベースに来て事情を説明してもらおうか?」

「あ、うん。分かったよ…」

エックスは簡単な報告を送るとアクセルを連れてハンターベースに帰還すると司令室に向かってハンターベースの通路を歩く。

「ここがハンターベースの指令室だ。」

しばらく歩くと目的の場所に着いたエックスはアクセルと共に司令室に入った。

司令室の中には現時点のイレギュラーハンターの重要人物達が勢揃いしていた。

「連れてきたぞ。彼がこの事件の関係者だ」

「…そいつがか?」

「あれ、お前アクセルじゃんか?エックス、こいつがどうしたよ?」

ゼロは怪訝そうな表情でエックスとアクセルを交互に見つめ、ルナはアクセルの姿に疑問符を浮かべた。

「彼はレッドアラートが所持
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