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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百九十二話
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てぇ事あんだけどよ。エピソードってダンピール知ってるか?」
『ああ知ってるよ。絡まれたのかい?』
「ああ。で返り討ちにしたんだがどうすりゃいい? 忍野にでも渡しゃいいのか?」
『ああ。それがいいだろうさ』
「わかった。あと残りの依頼だが後回しでいいか?」
『構わないよ』
「そか、じゃぁな」
通話終了。
川の一部を気化させ即席の蒸留水を作る。
エピソードの体をよく洗い、包帯でぐるぐる巻きにする。
「あー。だるいだるい」
FAを使って忍野を呼び出して事情を話す。
「今回俺は悪くねーぞ。襲われたんだから正当防衛だろ」
「全くもってその通り。殺されかけたから殺しかけた。目には目を、歯には歯をだね」
飄々とした忍野がエピソードを担ぎ上げた。
「これから交渉?」
「ああ。今回の事は交渉材料にさせてもらうよ」
「好きにすれば?」
ヒラヒラと手を振りながら、忍野が闇へ向かって歩く。
「忍野!」
「ん? なんだい?」
「明日の暦さんとドラマツルギーの死合、見ててもいいか?」
「ばれないようにね。傍観者の存在はそこはかとなく匂わせておくからさ」
「そ」
ピタリと忍野が足を止めた。
「そういえば織斑君」
「なに?」
「阿良々木君なんだけどさ。彼ちぐはぐすぎるんだよ」
「というと?」
「身のこなしを知っている、理解している。それなのに、体の動きがぎこちない」
「へー」
「そう、例えるなら。夢の中でだけ何年もの間研鑽したような感じだった」
「明晰夢でも見てたんじゃない?」
「そうかもしれないねぇ」
ペタペタというサンダルの音が遠退いていく。
明日が、とても楽しみだ。
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