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レーヴァティン
第百一話 島への侵攻その二

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「そのうえでな」
「我々の軍を拡大していきますね」
「そうするか、勿論悪質でない連中が降ってきたらな」
 久志はここでもこれまで通りのやり方を話した。
「その時はな」
「迎え入れてですね」
「兵に組み込むんだよ」
 自分達の軍勢にというのだ。
「そうるんだよ」
「それでは」
「ああ、じゃあまずはな」
「島々ですね」
「サルディニア、コルシカを併合してな」 
 そしてというのだ。
「シチリアもだよ」
「そのうえで」
「半島の南もな」
 今現在の最終的な戦略目標であるその地域をというのだ。
「併合しような」
「それでは」
 こうしてだった、一行はすぐに船を出す容易をさせた、久志達は湖軍の船の出港と共にに主力に集結を命じた。
「ローマ、ジェノヴァからな」
「船を出してだよな」
「ああ、その船達にな」
「陸の軍隊の主力を乗せてか」
「まずはコルシカだよ」
 この島だというのだ。
「そこに上陸してな」
「占領するか」
「あと逐次船は逐次二つの港を行き来してな」
 ローマ、そしてジェノヴァをというのだ。
「そのうえでな」
「物資と兵員をか」
「輸送していくんだよ」
「逐次か」
「特に食いものと武器はな」 
 この二つはというのだ。
「輸送してな」
「そしてか」
「島に上陸した軍勢の補給は行うぜ」
「そう思ってローマとジェノヴァにや」
 その二つの街に戸田、美奈代が言ってきた。
「物資と資金集めておいてで」
「だからか」
「もうどんどんな」
「船で物資を送れるか」
「コルシカにな、それで資金もあるさかいな」
「立ちない分はすぐに買ってか」
「送れるで」
 これも可能だおちうのだ。
「そやからな」
「安心してか」
「ああ、戦えるで」
 こう久志に話した。
「島でもな」
「それはいいことだな」
「もうな、島を攻めるって話が出たな」
「その時点でか」
「そうしとかなあかんって思ってな」
 それでというのだ。
「用意しておいたわ」
「相変わらず準備はいいな」
「商売もまず準備やしな」
 これはあってこそだからだというのだ。
「そやからや」
「もう用意してあったんだな」
「そや、それでや」
「補給も万全か」
「しかもあの辺りの制湖権はこっちのものだ」
 また芳直が話した。
「だからな」
「船も安全か」
「安全にな」
 それでというのだ。
「島まで行けるぜ」
「好条件がそろってるな」
「俺っち達にとってな」
「よし、じゃあその好条件に乗ってな」
「攻めるな」
「これからな」
 まさにと言うのだった、久志も。
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