暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
ロックマンX7
第122話:Red Alert
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に宥められたエックスは怒気を収めるとビルの方に視線を遣る。

「助かった…」

「あの状態になったエックス隊長は凶悪なイレギュラーより怖いんだよな…」

「私はあんなエックス隊長は初めて見たからまだ震えが止まらないわ…」

「(そういや、ルインはシグマウィルスの蔓延しているコロニーにスペースシャトルで突っ込んで行方不明になったんだったな。なるほど、あそこまでキレるわけだな)」

エックスのあの怒気の理由を理解したレッドは大鎌を構えた。

「ふう…よし、ハンター部隊!突撃開始!!」

【了解!!】

深呼吸して気持ちを切り替えたエックスは表情を引き締めて部下と共にビルに突入した。

「………とんでもねえ怒り様だったな。誰だエックスを甘ちゃんだとかほざいた奴は?」

「何だウオフライ?流石のお前もあれにはビビったか?」

冷や汗をかきながら呟いているウオフライにレッドがからかうように言う。

「し、仕方ねえだろ。まさかあんな風になるとは予想してねえよ!!」

「俺は寧ろあれを見てエックスに男として親近感が湧いたぜ、あの怒り様は女…あの行方不明のハンター・ルインが絡んでると見て間違いねえな」

「…何で?」

「ルインは過去のコロニー事件の際に行われたスペースシャトルによる特攻作戦で行方不明になっている。シグマウィルスが深く関わってるんだ。シグマウィルスを憎悪する理由としては充分過ぎる……ガンガルン、お前はまだガキだから分からねえかも知れねえが…男ってのはな、心底惚れた女の為なら悪魔にだって喧嘩売ることが出来るんだぜ。…さてと、俺達も行くとするか!!ハンター共に遅れるな!!」

【おお!!】

結果的にとは言え、イレギュラーハンターとレッドアラートの共同戦線により、ギャング達の企みは容易く粉砕されたのだった。
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